これが感性ってやつね

本格的に絵を描き始めてある壁にぶち当たっている。

光の表現と服のシワだ。

これまでのいい加減なイラストレベルで絵を描いていたので気づかなかったが、服のシワは素材によって多種多様であるし、色塗りの段階になるとここに光の強弱が関わってきて奥が深い。さらに風景を描くとなったら気が遠くなるほどだ。

めんどくさくて今までならここで逃げていたが、そうも言ってられない状況なので、普段からなるべく意識して空間、光、素材を観察して生活してみることにした。

そういえば昔に一年だけ植木屋で働いていた。庭木や花を扱うためにその形状と名前を覚えるのに必死になっていたのだが、半年でなにげなーーく見ていた花や草、庭木の見え方がまるっきり変わった。
ピントがずれてぼんやりしたものから、色鮮やかで高解像度のものに変わった。


なるほど、どの職業でもプロフェッショナルと呼ばれる人たちはそもそも同じ景色を見ているようで全く違う解像度でこの世界を見ているのかと心底感心した。

絵師としてやっていこうと決意した俺は、まずは目に映るものを面で捉えるように訓練してみよう。

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