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新型コロナウイルスが、なぜ、恐ろしいのか?〜それでもステーキはやめれない。


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季節性インフルエンザが原因で亡くなる場合、もともと他の病気で入院していたが、インフルエンザをきっかけに細菌性肺炎を併発するなどして死亡する事例が多い。この場合、病気の進行が比較的緩やかで延命措置が必要な患者が集中する事態にはならず、人工呼吸器が足りなくなることはほとんどない。

ところが新型コロナウイルスは、普通に元気だった人間が一気に肺炎になり重症化する恐れがある。そうなると人工呼吸器が足りなくなり、どの患者を生かすかの選択を迫られる事態も生じる。元気な人間は、季節性インフルエンザになっても死ぬリスクはまず無いが、新型コロナだと数%の死のリスクが生じる。20代、30代でも感染すると500人に1人は亡くなると報告されているのである。



4月15日に、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構と、国立大学法人北海道大学遺伝子病制御研究所の共同による論文が発表された。


COVID-19に生じる致死的な急性呼吸器不全ARDSはサイトカインリリース症候群CRSであり、CRSを治療することができれば新型コロナウイルス感染症、COVID-19も恐ろしい病気ではなくなると主張している。

ここでの重症化は急性呼吸促迫症候群(ARDS)の発症と定義された。COVID-19に発症する致死的な急性呼吸器不全ARDSの発症の仕組みを考察し、その治療としてIL-6-STAT3経路遮断の有効性を示唆したのである。

新型コロナウイルスSARS-CoV-2感染症であるCOVID-19に伴う致死的な急性呼吸器不全症候群は、免疫系の過剰な生体防御反応であるサイトカインストームが原因であると考えられていた。

サイトカインストームは、遺伝子の転写因子であるNF-kBとSTAT3の協調作用により、免疫関連タンパク質であるインターロイキン6(IL-6)の増幅回路(IL-6アンプ)が活性化され、炎症性サイトカインの産生が異常に増加し起こる。

COVID-19にみられる急性呼吸器不全症候群の治療薬の標的としてIL-6 アンプが有望であり、IL-6-STAT3経路の阻害が有効であることを示唆した。

インフルエンザやコロナウイルスなどの感染症では、ウイルスを排除するために分泌されたサイトカインが、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応を起こし、重篤な呼吸障害につながることが知られている。免疫システムは細菌やウイルスなどの病原体やがん細胞の排除に重要な役割を果たしている。しかしながら、免疫システムが正常に働かなくなると過剰な免疫反応が自己の細胞や組織に向けられ、その結果、自己免疫疾患などを引き起こす場合がある。

2019-nCoVに感染した患者の臨床的特徴は、高レベルの血清サイトカインおよびケモカインであり、サイトカインストームと定義されている。サイトカインは、主に免疫細胞から分泌される低分子のタンパク質で、細胞間の情報伝達の役割を担っている。さまざまな種類のサイトカインが発見されているが、それぞれ細胞表面に存在する特異的受容体を介して細胞内へ情報が伝達される。がんや病原体などの異物が免疫細胞により認識されると、インターロイキン類、インターフェロン類、腫瘍壊死因子類およびケモカインなどのさまざまなサイトカインが放出され、多様な免疫応答が誘発される。

サイトカインの主な役割として、①免疫細胞を目的部位に集積する働き、②T細胞やB細胞など、獲得免疫系の細胞の分化を誘導する働き、③獲得免疫系および自然免疫系を活性化し、がんや病原体などの異物を排除する働きなどが知られている。このように、サイトカインは、私たちの身体を異物から守るうえで非常に重要な役割を果たしているのである。サイトカインストームとは、感染症や薬剤投与などの原因により,血中サイトカイン(IL-1,IL-6,TNF-αなど)の異常上昇が起こり,その作用が全身に及ぶ結果,好中球の活性化,血液凝固機構活性化,血管拡張などを介して,ショック・播種性血管内凝固症候群(DIC)・多臓器不全にまで進行する状態をいう.

2019-nCoV Sタンパク質はGP120の構造的再配列を誘導し、CXCR4やCCR5などのケモカイン共受容体の高親和性結合部位を作成する。T細胞表面受容体の活性化がサイトカインストームを引き起こす可能性があることはよく知られており、サイトカインストームは、臓器および身体組織に重大な損傷を引き起こす可能性があるのだ。たとえば、肺でサイトカインストームが発生すると、マクロファージや体液などの免疫細胞が組織の損傷を引き起こし、その結果、急性の呼吸困難と死の可能性が生じるのである。

生体にSARS-CoV-2などの外来ウイルスが感染すると「自然免疫」の受容体であるPattern Recognition Receptors (PRRs)と呼ばれている分子がウイルス由来核酸などで活性化され「自然免疫」が活性化される。SARS-CoVでは、主に細胞内に存在しウイルス核酸を認識するPRRsのRIG-1やMDA5が活性化されてMYD88を介して転写因子であるNF-kBが活性化される。その結果、炎症性サイトカインTNFa、IL-1、IL-6やタイプ1インターフェロン産生が誘導される。

インターフェロンは、サイトカインの一種で、ウイルス感染の阻止作用をもつ糖タンパク質。ウイルスの感染やレクチンの作用などにより動物細胞が産生する 。その中でも、インターフェロンγ(IFN-γ)はマクロファージの活性化を示すことで知られている。

インターロイキンは、主として免疫応答の調節のためにリンパ球やマクロファージが分泌するペプチド・タンパク質の総称である(略記IL) 。インターロイキンには、血管内皮で産生され、他のサイトカインの産生を促進する作用をもつIL-1、白血球細胞の分化促進および全身性の発熱に作用するIL-6、マクロファージのTNF、IL-1、-6、-8の産生抑制作用をもつIL-4などがある。

TNFaやIL-6は樹状細胞、マクロファージや好中球などの「自然免疫」細胞を活性化する。この自然免疫活性化に引き続き「獲得免疫」が活性化されてウイルスを排除する。新型コロナウイルスのような新規のウイルスでは、「獲得免疫」の免疫記憶がないのでウイルスの完全な排除には時間がかかる。基礎疾患などを含めて何らかの原因で、ウイルス排除のための免疫反応、炎症反応が過剰に激しくなると肺胞上皮細胞などの細胞死も生じて、全身性のサイトカインストームからCOVID-19に見られる致死的なARDSが起こるのである。


この国は、一体どのようにして、医療崩壊を防ぐつもりなのか?
〜蘇生措置を行わないという選択


新型コロナウイルスの感染が急拡大しているアメリカでは、一部の病院で心肺停止した患者への蘇生措置を行わない方針が検討されている。医療リソースが不足しているため、医療従事者の感染リスクを低減するためだ。ただし、そこには生命倫理の問題もある。
日々、感染者の死に直面し、医療崩壊の危機にある現場では、いま何が起きているのか──苦渋の選択を迫られている医師や看護師らの悲痛な声を、米紙「ワシントン・ポスト」が報じている。


患者や家族の意思に関係なく…


新型コロナウイルス流行拡大の最前線にあるアメリカの病院では、これまで直面したことのない難題をめぐり、内々に議論が繰り広げられている。

通常なら、最期まで手を尽くすという使命のもと、すべての患者に蘇生措置を施すのが当然である。しかし、新型ウイルスが蔓延している今、それは医師や看護師を感染のリスクにさらすことを意味する。

患者の急増で受け入れ能力の限界に近づいている医療機関は、この2つをどう天秤にかけるのかという問題に頭を悩ませている。


命の選別〜全員は助けられない 

                                  イタリアでは感染者はすでに2万4000人を超え、死者も1800人を超えた。アトランティック誌に寄稿したジョンズ・ホプキンズ大学のヤシャ・モンク氏は、すでに全員に適切な治療を行うには患者数が多すぎる状態だとする。医者や看護師の数が足りず、人工呼吸器も足りない状況だ。        

この状況を受けて、イタリア麻酔鎮痛集中治療学会(SIAARTI)は、異常事態において医療従事者が従うべき判定基準を示したガイドラインを発表した。これは、最大数のための恩恵を最大化するという原則のもと、必要とするすべての患者に集中治療をするのではなく、助かる可能性が最も高い患者を優先することを推奨する実利的なものとなっている。

ガイドラインの執筆者は複数の医師だが、高齢で回復が望めそうにない者、余命の短い者を見捨てるという厳しい結論を出している。年齢に加え、持病の有無など患者の全般的な健康状態も考慮すべきとされている。これは深刻な持病のある患者の死亡率が高いとされていることに加え、高齢や虚弱な患者のほうが治療に時間がかかり、よりリソースを消費するためだという。ガイドラインでは、新型コロナ患者以外で集中治療を必要とする患者にも、この判定基準を当てはめるとしている


医療崩壊を防ぐために、今、私たちに出来ることは「摂生」しかない。自分の健康を守ることが、人の生命を守ることにつながる。とにかく、あらゆる病気に罹らないことである。


この国の医療崩壊を防ぐためにはあらゆるアプローチを構築しなければならない。それが、BoPボトムオブピラミッド底辺の再構築である。自分の健康を守ることが、人の生命を守ることにつながる。とにかく、あらゆる病気に罹らないことである。                        医療崩壊を起こさせるのは、決してコロナ患者だけではない。普段から摂生せずに、薬に依存し、病院に依存している人間たちだ。


食べ過ぎると、マクロファージに余計な仕事をさせることなる。〜最大の重症化因子は、「免疫」に対する無理解と無関心である。    

                                  現代人は、体の機能を無視して食べ過ぎている。小食にすれば食べ物の処理をする掃除の労力が少なくなり、自然免疫細胞であるマクロファージに、異物処理に力を発揮できることになり免疫力は上がる。

小食や断食が良いといわれる所以は、体の老廃物を免疫細胞がどんどん食べてくれるからだ。癌細胞などはエネルギーが不足すると生き延びにくいのですが、正常な細胞は断食でかえって元気になる。そのために、癌になると小食や断食で癌細胞をやっつける方法を推奨する医者もいるくらいである。

内臓に有給休暇を与えてあげるファスティングという考え方がある。ファスティングとは、英語のfastという動詞(断食する ・絶食する・精進する)の名詞形。つまり、「断食」「絶食」を意味する。もともとの「断食」は宗教的な儀式や精神的修行の一形式として行われてきたが、近年では病気の治療や健康増進として、欧米でも脚光を浴び、科学的な研究も盛んに行われるようになっている。

白血球といえば、血液中に存在し、免疫に関わる細胞である。白血球には好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球があり、好中球は、白血球全体の50~70%を占めており、細菌などの感染に対処する。好酸球、は寄生虫やアレルギー反応の制御に関係し、好塩基球は、血液の血管内凝固を防止している。リンパ球はあらゆる異物に対して攻撃し、特にウイルスなどの小さな異物に対応している。そして、単球は、白血球細胞の中で最も大きく、分化してマクロファージになる。マクロファージは、死んだ細胞や対処しきれなかった細胞やウイルス、破片などを片付けてくれ、第一線で戦ってくれる細胞である。

このマクロファージは、細菌やウイルスなどの異物を処理してくれるだけでなく、コレステロールなども処理して分解して、血管が詰らないように掃除をしてくれている。必要なエネルギー分以上に食べ過ぎてしまうと、余分に溜めこんだ血中の脂の掃除が忙しくなりそれに労力を費やしてしまうことになるのである。つまり、マクロファージが肝心のウイルスや細菌などの外敵と戦って処理する力がおろそかになってしまうということになるのである。

                                   
「免疫」は医療と経済をつなぐ「要」である。


「免疫」とは、一つは食料の生産に、もう一つは健康にまたがるスペクトルであることから、「免疫」と健康に関する配慮は、食生活や食料政策を展開する過程で、その最前線に置かれていなければならない。
                                  世界でいち早くフーズ・イノベイション(食生活革命)を実践したアメリカは、34年後の2011年には心筋梗塞の死亡者数が58%も激減、癌による死亡数も17%減少するなど大きな成果を上げている。アメリカで食事革命が始まったのは、1977年に発表された「マクガバン・レポート」が始まりである。マクガバン・レポートとは? 1977年に発表されたアメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書。アメリカの医療費削減のために世界規模で食事(栄養)と健康・慢性疾患の関係について調べられた研究報告書のことである。
当時のアメリカは日本と同様に、死亡原因の第1位は悪性新生物(癌)だった。そこで当時のニクソン大統領が癌による死亡率を半減しようと、アポロ計画を削減して癌治療技術の改善に予算を投じたが、癌は減少するどころかますます増加して、1977年にはその治療費が当時の日本円で25兆円(日本は現在15兆円)にも達してアメリカ経済が破綻しかねない状況になっていた。
その当時の大統領だったフォード氏は、治療より予防対策に重きを置く方針転換をして、副大統領のジョージ・マクガバン上院議員を委員長とする栄養問題特別委員会を設置。医師・薬学研究者など3000人ものスタッフを集め200億円の巨費を投じ、2年間かけて調査した結果を5000ページにものぼる「マクガバン・レポート」に纏めて、議会上院で発表したのである。


「最も理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事である。」ーマクガバン・レポート

                                  マクガバンレポートの要旨としては、                (1)摂取エネルギーと消費エネルギーの均衡を保つこと、
(2)炭水化物は複合炭水化物と食物繊維の摂取割合を向上させ、砂糖の摂取割合を低下させること、                    (3)脂肪、特に飽和脂肪の摂取割合を低下させること、
(4)コレステロールの摂取量を減少させること、
(5)塩分を制限すること、である。 

と、内容は極めてシンプルなものである。

①諸々の慢性病は肉食中心の誤った食生活がもたらした食原病であり、薬では治らない。
②ビタミン、ミネラルの特にカルシウム、鉄、ビタミンA、B1、B6、C、Eの不足がひどい。
③7項目の食事改善の指針:(具体的には)高カロリー、高脂肪の食品、つまり肉、乳製品、卵といった動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂るべきである。

マクガバン・レポートででは、5000ページにも及ぶレポートの中で、さも理想的な食習慣は日本食であると結論付けられている。
そして「最も理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事である。」と報告している。(精白しない殻類を主食とした季節の野菜や海草や小さな魚介類)であることが明記されている。
「なぜ元禄時代以前?」という理由は、元禄時代には精米技術が発達し、白米を食べるようになったからだ。お米は精白することで、胚芽に含まれるビタミン、酵素、ミネラル、食物繊維といった、貴重で重要な栄養素が無くなってしまう。つまり、単に日本食とは言わず、栄養的に優れている玄米を主食にしていた頃の和食が理想的であり、伝統的な日本の食事というと結局は、精白しない殻類を主食とした季節の野菜や海草や、小さな魚介類という内容になるのである。


何故、日本人の致死率が低いのか?                  「腸の意識」〜免疫細胞の暴走と腸の関係


日本人の腸内細菌は、食物繊維などを食べて「酪酸」など“免疫力をコントロールするような物質”を出す能力が、他の国の人の腸内細菌よりずば抜けて高かったのです。つまり私たち日本人の腸には、「鉄壁の免疫力」を生み出す潜在能力が、誰にでも受け継がれていると考えられている。
ところが、とくに戦後日本人の食生活は大きく欧米的な食生活へと変化し、食物繊維の摂取量も減ってきている。そうした急激な食の変化に、長い時間をかけて日本人の腸と腸内細菌が築き上げてきた関係性が対応しきれず、アレルギーや自己免疫疾患など「免疫の暴走」を増加させるような異変の一因となっている可能性が、研究者たちによって注目され始めているのである。

2400年ほど前に、「全ての病気は腸から始まる」と語ったヒポクラテスのこの言葉が、現代医学によって正しいことが示された。アレルギー、インフルエンザ、および難病などを引き起こされるカギは腸が握っており、「1000種類-100兆個の腸内細菌」、「全身2兆個の内、70%が集まるとされる免疫細胞」、そして「脳に次いで多い神経細胞」の連携で全身の免疫力を司っていると考えられているのである。

腸には、病原菌やウイルスなどの外敵を撃退してくれる免疫細胞の約7割が存在する。それは、私たちの体の中で最も密接に外界と接する臓器であり、飲食物だけでなく、一緒に病原菌やウイルスなどが常に侵入してくる危険性があるので、これら外敵の侵入に備えているためなのである。
                                  インフルエンザや肺炎などに対する免疫力の高さも、腸での免疫細胞の訓練と密接に関係しているらしいことが、最新の研究で明らかにされてきている。訓練の場とは、腸の中の絨毛の一部に絨毛のない平らな部分があり、この表面に“くぼみ”があり、このくぼみの内側で免疫細胞を訓練していることがわかってきた。くぼみを通じて、腸内細菌や病原菌などを取込み、内側に密集する大量の免疫細胞たちに触れさせることで、腸内細菌は仲間と認識させ、病原菌は敵と覚え込ますことで、免疫細胞の戦闘能力を高める。こうして腸内で訓練を受けた大量の免疫細胞は、腸はもとより、血液によって体全体に運ばれ、体の各所で病原菌やウイルスなどの外敵と闘う戦士となると考えられているのである。仮に、病原菌が侵入すると、免疫細胞は異変を察知し、“攻撃せよ”というメッセージ物質を放出する。腸の壁はメッセージ物資を受け取り、殺菌物質を放出して病原菌を攻撃するという仕組みがある。

                                  免疫力を上げるということは、食べることではなく、食べないことである。

                                  自然免疫であるマクロファージは、コレステロールの分解で精一杯だ。もう疲れ果てている。このままでは、とてもウイルスに戦いを挑むことは出来ない。

重要なのは、あなたのマクロファージを解放してあげること。

そうすれば、あなたの身体にある、マクロファージはウイルスとの戦いに専念できる。このウイルスは決してエボラのように強くない、つまり8割の人間が軽症である。ワクチンや抗体を待つまでもない。自分のマクロファージを信じてみようじゃないか。マクロファージはあなたの腸に現れて、必ずこの未知のウイルスをやっつけてくれる。

自然免疫細胞である「ヒト単球」をマクロファージにエピジェネティックに変化させるには様々なアプローチがある。もっとも、有効なのは肉を食べないことだ。3週間肉を抜くだけでマクロファージは、ウイルスとの戦いに専念し必ず勝利する。


「対策何もしないと重篤患者85万人」北大教授試算           「対策で流行止められる」

「この試算は全く介入をしなかった時の数字だ。人との接触を減らすなど対策をとることで流行を止められる」

西浦教授のアーキテクチャーは、「公式」は常に変わらないが、「変数」により、最終的な答えは変わると言うことを指している。

だったら、私たちは、その「変数」を目指すべきではないのか?
                                  一人一人が「免疫」を強化すれば、「重症者」は「中症者」に、「中症者」は、「軽症者」に、「軽症者」は、「無症状者」に、「無症状者」は非感染者になる可能性を秘めている。


この未曾有の危機的状況で、まだステーキが食べたい?ワインが飲みたい?チョコレートが欲しいのだろうか?

                                  つまり、医療崩壊を起こさせるのは、ステーキを食べて免疫力を低下させていることに未だに気づかない「おめでたい人間」たちである。

医者を苦しめるのは何もコロナウイルスだけじゃない。今、「おめでたい人間」たちは、ここしばらくの間だけでも摂生をすれば、病院にお世話になることが確実に減少するはず。

それでも、この国の人間はステーキが食べたい。焼肉が食べたい。大トロも食べたいし、ハンバーグも食べたい。
どうやらこの国の「おめでたい人間」は、ヘラヘラ、気づかないフリをしてコロナ危機をやり過ごす腹のようだが、この危機はまだまだ続くぞ。

若い世代の重症患者や死亡者が増えてきている。それは、L亜型が蔓延し出したのかもしれない。だったら、もう自然免疫だけじゃ太刀打ち出来ない。
これからイタリアやスペイン、ニューヨークと同じことが日本でも起こることになる。

そして、もうひと月もすれば、日本は雨季に入る。今年も必ず各地で豪雨被害が頻発する。台風も来る。ひょっとしてどこかで大地震が起こるかも知れない。そうなれば、さらに医療現場は混乱する。このままでは、この国の医療は必ず崩壊する。

将来、子どもたちに「おじいちゃんたちは、なぜ、あの時に助けることが出来なかったの?」と聞かれてあなたはどう答えるつもりなのだろうか。この国の「おめでたい人間」は、それでも、ステーキは、やめられないし、その程度の覚悟も、もてないのだろうか?   

重要なのは一人一人、何を起こすか、何も起こさないのか、ということである。つまり、この国の「民力」が試されているということを忘れてはならない。        





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