2023.1.21

ほんの些細なことで不安になり、それに対して自分の欲しい言葉を受け取れなかったせいで3時に目が覚めてしまった。
わたしは物や金への執着は極めて少ない方だと思うけど、言葉にへの執着がすごい。ちゃんとどこかしらに着地するまで話したいし議論したいしとにかくレスポンスがないと興味を持ってくれていないと感じる。スルーされるくらいならうるせぇな!とか言われた方がまだ誠実だと感じる。あの人には質問に答えてもらえず話をそらされることが度々あり、それへの不満がバイオリズムと相まって爆発したのか、言いたいことを言う時は毎度そうするように、敬語でわかりやすく箇条書きも交えためんどくさい女の文字列を連投してしまった。あの人は優しいから、傷付くならもうしないよ、と言った。そういうことじゃない。ただ言葉を使ってくれ。私はプロレスがしたいんだ。言葉で伝わるのは10%以下もないんだよ、とも言っていた。だからって言葉で伝えようとしないのは怠慢だ!と即座に思ったが言わないでおいた。「男 言葉で伝えない」とググったら(最近はBraveを使っているけど)、男と女は火星人と金星人くらい違う、というような内容の本を紹介するページが出てきた。知らんわ、と思った。
安積遊歩さんの「このからだが平和をつくる」を読んだ。重度障害者と呼ばれる属性の弟が亡くなってから、障害まわりのことを思考することを避けていたが、この前どうしても気になった佐々木健さんと福尾さんの記事を読んでしまってから、自分の中の弟、障害、社会と向き合わざるを得なくなった。正直つらい。向き合いたくない。亡くなって2年半、あのかわいい弟が居た日々は夢だったんじゃないかと思うくらい、遠い。みぞおちに空いた大きな悲しみの穴が塞がるにつれ、自分の、母親の、かつて居た父親の、親戚の、地域の、社会の、無知や凡庸な悪を思い知って絶望と虚無に苛まれる。こうすべきだった、ああすべきじゃなかったという後悔ばかりだし。あの、ほんとにほんとに美しい愛の感覚は、陳腐なほどにかけがえがなかった。だからこそそこに実はあって自覚していなかった黒いものに打ちのめされそうになる。うげー。

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