社会人として演じるという技術

もう30年以上。学生の頃から学校に行く時、今は仕事に行く時、朝準備をしながらなんとはなしに7時台のテレビ(情報番組)を見てる(つけてる)。

僕の中では基本テレビというのはなんとはなしに見るものなので、何も言うことは無いのだがいつも文句を言いながらみてしまう。見なければ良いのだが、生活のリズムというか何と無く世間のニュースであるとかを感じるためになんとはなしに見ているだけなのだ。


最近思うことなのだが朝の情報番組も夕方の情報番組も夜の情報番組も、キャスターやアナウンサーがさも自分が感じた事のように台本(セリフ、決められた意見)を読んでいる事、が分かることが多くなった。

一つはそう言う構成にすることでミスが起こりにくくする事だろうと思う。もう一つはたいした意見が言えないから台本(セリフ、決められた意見)があるのだろうと思う。それはそれで良いと思う。

だからいつもなるべく台本感の少ない番組を見るようにしている。(少ないが探せば自分の言葉で言っている番組、コーナーはある)


僕が問題だと思うのは、それを発言する(演じる)事に対して能力が低すぎるのだ。下手なのだ。

情報番組では下手なコントを見たいわけでは無いのだ。リアルな感想がみたいのだ。

人前で発言をする立場のエンターテイナーである限り演じることは俳優だけの仕事では無いのだ。キャスターもアナウンサーも量産型も一般の会社員にも当てはまるとても大事な能力なのだと、日々感じています。

意見がないうちは自分の言葉のように話すと言うことも社会人として必要なスキルなのです。