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「パンダンリーフ」の扉を開く! -海南鶏飯ー

「パンダンリーフ」
聞かれたことはありますか?ご存じであれば相当の「東南アジア食の通」なのでしょう。
日本語では「ニオイタコノキ」(タケノコではない!)または「タコノキ」と呼ばれているようですが、それだって知らない。しかしながら、南洋のハーブの一種で、南洋の料理が好きであれば、実は時折、使われた料理を食しているのですよ。
新大久保の「南洋叔叔肉骨茶」(バクテー)で、いただいたご飯が極めてふくよかで香り高いのに衝撃を受けて、写真を撮らせてもらいました。これです。

南洋叔叔肉骨茶 新宿区百人町1-10-10

このご飯は一体何だろう?お米自体は日本のお米を使われているようです・・
なかなか解明できずに悔しい思いをしていたところ、伊能すみ子さんのレポートで教えていただきました!

この秘密兵器は「パンダンリーフ」って言うんだ!
中華の食材店であれば入手可能だそうです。行ってみなきゃあ!
「そうだ、パンダンリーフで何か作ってみよう!!」
ネットでも購入できるようですが、こっちは「すぐに欲しい」。新大久保ー新宿の中華の食材店を回りました。ちゃんとあるんですね。新宿職安通りの「Asian Store」(韓国式中華の「香港飯店」の向かい近くです)

Asian Store  東京都新宿区百人町2丁目11-2

何を作ろうか?
海南鶏飯にしました。他には「ココナッツミルク(とりあえず少量使用)」「ジャスミンライス(お米と同量を使用)」他はありもので大丈夫そうです。
ネットでのレシピを参考に、圧力鍋を使います。

チキンは、もも肉にしました。(胸肉は過熱しすぎはNGのようなので、却下)。塩コショウ、お酒、生姜、ココナッツミルク等で下味をつけてフライパンで軽く焼きます。

こんな感じで、お米に混ぜて、あとはご飯が炊きあがるのを待つだけ。

圧力鍋の蒸気と共に、「南洋の香り」が漂い、キッチンは芳香に包まれてきます。この香りは、パンダンリーフのものか、ココナッツミルクか、もしくはジャスミンライスか??

簡単にできますね!

ソースは冷蔵庫にあったチリソースを使いました。次回は少し凝ってみよう! (途中での味変につきお見苦しくてすみません)

材料さえ揃えれば簡単にできます。
うん!大丈夫だ!!これからもまた作りたい!!!

それでは、パンダンリーフは他にどんな料理に使われているのでしょうか。
まずは「ナシレマ」 
マレーシアのソウルフードの一つで、ココナッツミルクで炊き上げたご飯とマレーシア風のサンバルソースの辛味が絶妙で、パンダンリーフで香り付けした一品です。
下記は昨年11月にペナンに行ったときにぜひ行きたかったALI NASI LEMAK なのですが、せっかく朝早く気合を入れて行ったときに、祝日でお休みであったのに気が付き、残念な思いをしました。代わりに中澤めぐみさんのレポートを載せさせていただきます。

他にもう一つ。シンガポールの朝食での定番の一つ、「カヤトースト」(マレーシアでもよく食べられるようですが、どうしてもカヤトーストというとシンガポールが連想されるのがマレーシア好き(マレーシア”も”)としては残念)
ココナッツミルクをふんだんに使い、パンダンリーフで香り付けしたカヤジャムを塗ったトーストです。(パンを焼く前からジャムを塗るようです)

やっぱりココナッツミルクとパンダンリーフは相性がいいのですね。家族もありますので今回は「南洋風」は少々抑えめにしましたが、背景にある様々な地域特性なり、それぞれの料理での使われ方の違いなどをもっと押さえていきながら、「南洋」に慣れていきたいと思います。そもそも、今回作ってみたのが、シンガポールの「海南鶏飯風」なのか、マレーシアの「チキンライス風」なのかわからない「なんちゃって風」ですからね。。。(タイでは「カオマンガイ」と言いますね。こちらとの違いは何となくわかる)

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