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サラワクラクサが日本で食べられる!

 ラクサは、マレーシア他東南アジア諸国で広く食べられる国民食の一つです。(日本でも僅か知名度が出てきましたが、それでも「シンガポール料理」という認識が強いようですーー)。
 えびなどの魚貝類から取っただしを使った麺料理です。マレーシアでは広く全土で食べられ、それぞれの地域特性が遺憾なく発揮された、その面でもかなりユニークな料理と言えます。(地域性の幅広さという点では日本のお雑煮と類似しているように思います)

 最初に出したいのは、ペナンの「アッサムラクサ」。レンゲに入れられた発酵蝦のだし汁の強烈なにおいで好き嫌いが分かれるようですが、好きな人には間違いなくハマってしまう、ある意味ドリアンに類似するように思います。

@芝公園ペナンレストラン

 そして日本でも比較的よく知られているのが「カレーラクサ」。KL他幅広く食べられます。アッサムラクサの強烈性とは対照的で、ココナッツミルクの柔らかさが食を進めます。

@渋谷マレーアジアンクイジーン

 そして、シンガポールで食べた「カトンラクサ」。えびのうまみが濃厚です。

@328カトンラクサ

 そしてそして、荻窪馬来風光美食の「サラワクラクサ」!

 マレー半島東のボルネオ島のサラワク州の朝の定番麺料理です。カレーベースのスープに複雑なスパイス風味、ライムのすっぱさ、ココナッツミルクの柔らかさが絶妙に融合され、豪勢に乗せられたミントがさわやかさで締めてくれます。麺は米麺(ラクサ麺)と中華麺とを選べましたが、米麺を選択。
 いやあ、ここ日本の東京で、サラワクラクサが食べられるとは正直思いませんでした!それだけではないのです!
「どんなラクサができますか?」
「大体のラクサは作りますよ!」

 えっ!?
 とにかく、ラクサは東南アジアで広く「地域特性」が濃厚に出た非常にユニークな料理です。上記だけでなく、もっともっと、現地で、「各地のラクサを極めてみたい」、という奇特な人物が後を絶たない!!(自分のことです)
 しかしながら、馬来風光美食に長く通って各地のラクサを出してもらえば、わざわざマレーシアに行く必要が無くなってしまうのではないですか!!いやあ、困った困った??
 (ちなみに馬来風光美食は諸事情で現在は週三回、金土日の夜の営業。ラクサを食べたければ予約の際に相談することとなります。☎03-5938-8633)

 なお、マレーシア全体で広く見た各地域のサラワク特性がうまく纏められている、古川音さんのメモを下記シェアさせていただきます。


 当日の絢爛たる食宴です。@¥3,500 要予約


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