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メドックマラソンまであと2か月!

 いよいよメドックマラソンまで2か月となりました。
 毎年この暑い時期は走りを休憩してきただけに、練習であっても人生初体験です。いやあ、さすがにこんなに暑いと大変です。「これもトレーニング!」と思い、毎日かなりの時間を自転車走らせているので、なかなか調整が簡単ではないのですが、まあ最初からの想定事項なので、とにかく「無理をしすぎず」目標である「最初から最後まで楽しく」を必ず達成してこようと思います。

 さて、それでは、何をもって「楽しく」なのか?
 最初の高揚感と、最後の達成感は、これは何度も体験しています。かけがいのない喜びの瞬間です。しかし、それだけでなく、途中の、ただひたすら単調できつくもある行程をどうすれば楽しく走れるか?これは「理念先行」であったので、ずっと具体を探してきました。

 そんなときの体験。いつもの街中のコースなのですが、西武新宿線野方駅を渡るのですが、歩行者と自転車は地下道を渡るのです。自転車は階段の脇のスロープを自転車を降りて、上り下りするのですが、出会った一人の女性が、ちょっときつそうに上っていたのです。そりゃあそうだ、重い。そんなケースで、ランナーの皆さんはどうしますか?私は、普段であれば、トレーニングを言い訳に、素通りしたかもしれないです。もちろん状況次第ですが。ただ、そのときは、「大丈夫ですか?代わりましょうか?」って声かけたのです。そしたらその女性はにこりとして「大丈夫です。頑張りまーす」と言われたので、そのまま過ぎました。それだけです。ただ、そのあとで道路を走っているとき、その女性が私を追い抜いていったとき、手を振ってくれて、私には「頑張ってーー!」って声が聞こえたような気がしました!これって、小さな気持ちよさ、だと思います。お互いが気持ちいい。

 何気ない、それでも普段あまりできていないようなことを、大事なマラソンというイベントで、気持ちよさに繋げられないか?

 これはぜひチャレンジしてみたいことに固まりました。

 例えば、大抵のマラソン大会、沿道での応援がかなりすごいんです。私の経験では、一番は、山形のサクランボマラソン。町をあげてかのごとく、熱い声援が届きます。ハイタッチを向こうからしてきてくれたとき、返すのですが、あるところからそれが痛くなるほど。

 そうだ! メドックマラソンでは、ハイタッチではなく、少しだけ止まって、できれば握手して、少しの会話を楽しんでみよう!!たぶん途中の過程をも楽しめそうな気がします。タイムに縛られる呪縛からの解放を、ここに繋げる!うんうん。

 そういえば、もう少し前のことです。あるご老人が、車いすを自分でも回しながら頑張って前を進んでいました。失礼ながらちょっとだけ大変そうに見えてしまったのです。傍らに付き添いらしきひとも見えたので、やっぱり素通りしたのですが、その時は心の声で「頑張って!私も実はきついけれど、おじさんの分も走るから!」って言ってみたのです。さすがに声には出せないーー。
 こういうときに改めて思うのは、「走るのがきついなんてなんてこともないじゃあないか」。むしろ、元気よく走られるのは、こんなにありがたいことはないのでは?!これは、いつもどこかで思うようにしています。それを、マラソンでのステージで、心の声ではなく、何らかの形で表現できないか!?
 This is To Make My Day !!

 あと2か月しかない! いえいえまだ2か月ある。
 よおく考えていきます。

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