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ドライワンタンミーのオリジンは?


 2024年もいつのまにか折り返しを過ぎ、梅雨本番となっています。こんなに暑いと日本の習慣としては例えば麺料理でも冷たくしたものが欲しくなりますね。例えば冷やし中華、そうめん・・・・
 中華の文化圏では、氷で冷やすのは好まれないのですが、それでも麺料理であれば大抵がスープタイプとドライタイプの双方が開発されてきているように思います。「地域性」で一番特徴があるのが福建麺(ホッケンミー)ではないでしょうか。ペナンはスープタイプのピリ辛版。クアラルンプールではダークソイソース濃厚なドライ、シンガポールは同じくドライながらえびなどのシーフードがふんだんに使われ、やはり国民食の一つになっています。
 麺ではないですが、バクテーだってドライタイプがあるし、何と!ラクサにだって「ドライラクサ」があります!有名どころではプラナカンの重鎮、VIOLET OONさん。格式がすごいですね。


 それではワンタン麺はどうでしょうか?
 ワンタン麺というと、香港で食べるような、えびプリプリのスープ麺が連想されます。香港に行くと必ず覗いてみたくなる吸引力に溢れた一品です。東南アジアではこのワンタン麺にだって「ドライ」がある。特に日本の文化においてはもっと広まって欲しいですね!!
 なんてことを、ペナン出身の知人から極上のドライワンタンミーをいただきながら考えました。
 ワンタンは香港式によく似ています。麺に絡めるソースがサンバルを使った「マレーシア風」で絶妙。更にチャーシューがとんでもなくおいしいです。ここではチキンが使われています。さすがマレーシア!(チキンの消費量は世界で一番)。

「東南アジアの麺料理」とんでもなく広大で深遠なので、時間がかかりそうですが、それぞれのオリジンを核に、一つ一つ自分なりに紐解いていきたいと思っています。


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