見出し画像

「テタレ」作ってみた。うん!最高の和み感。


 AMAZONで調達したBOHの茶葉を使い、近所のスーパーでコンデンスミルクを買い足して、早速テタレを作ってみました。
 最初はコンデンスミルク前に普通にお茶の香りを確認します。

 上質感が一杯! さあ、コンデンスミルクを入れます。そして、上方からの投下を繰り返します。

 最初は泡立ちが弱かったです。たぶんコンデンスミルクが足らなかったのでしょう。追加投入。
「うん!これだ!!」
 泡立ちの一つ一つが、芳香をキッチン中に行き渡らせます。
 この芳香は、コーヒーのものとは違いますね。
 コーヒーは、そうですね。私には朝がピッタリなのですが、一日の「活力」をもたらすもの。あまりやりすぎずにさらっとアドレナリンを後押しで分泌させてくれます。
 それに対し、テタレは、「和み」という言葉がぴったりです。例えば午後、夕方。いろんなことがあった一日でした。思えば腹立たしいことだってありました。でも、この泡立ちと香りは、そんなものをさらっと洗い流してくれます。場所は、マレーのカンポン(田舎)の、吹き曝しのコピティアム(コーヒーショップ)が最適な気がしますが、東京のただ普通に自宅のキッチンだっていいです。(でもやっぱりマレーカンポンの世界に期待感は強くあります・・)

 ともあれ、この「和み」感。
「マレーシア」を、最も的確に表出していません??
 日々のストレスを、いとも簡単に洗い流してくれる。

 マレーシアは、マレー、中華、インド+の、複数の民族が集まった国です。当然民族間の様々な摩擦も衝突もあると推測されますが、それ以上の融和の働きで緩和が図られている。その一つが「和み感」ではないでしょうか。南インドのチャイの文化を、マレーシア風にテタレに微妙に転換させ、マレーシア全土に行き渡らせたその力。

 これはマレーシア料理だって全く同じです。マレーシア料理のおいしさを表現するのに、何か一つ言葉が欠けていた気がしてしかたがなかったのですが、「和み」ですっきりとします!!

 料理+テタレの相乗効果での和み。
 もちろん和みだけではないのでしょう。幅広く芳醇なマレーシア料理の世界を、これからも掘り続けていければと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?