ホーチミンで「メコンクルーズ」に参加しました
ホーチミンの観光の目玉は何でしょうか?
この辺になるとやっぱりアジアです。歴史的な建造物では残念ながらヨーロッパ諸国に比べると弱いため、旅の目的はどうしても「食」の比重が高くなってしまいます💦ー我々だけかも?-
いや、でも今回印象深かったのは、建造物やアートではなく、「大自然」であり「伝統的にそこで生活する人々」かもしれません。その意でホーチミンであれば「メコン川クルーズ」は特筆されるものだと今回思わされました。
昔はあまりこの種のツアーに関心はなかったのですが、今はかなり関心があります。何故か?「伝統が凝縮されている」からだと思います。
我々はローカルツアーを申し込みました。街中のホテルにピックアップに来てもらい、まずは2時間ほど車で移動してクルーズ船に乗り、途中で幾つかのイベントに参加して昼食を楽しみ、ホテルに戻るという一日コースです。最初の車の移動でホーチミンの喧騒から離れ郊外に移動します。そこで見られるのは広大な田園風景です。そうです、ベトナムは世界でも有数の米の生産地です。残念ながら収穫のタイミングではありませんでしたが、我々農耕民族は十分に想像ができます。広がる田園。他方のメコン川も、アジア一の水量を誇る川です。私にはこの広大な川と肥沃な田園が密接につながるのです。私の小さい頃はそれでも、こんなに広くはなくても家のそばにも田圃はありました。今ではほとんどなくなってしまっています。そういった郷愁ではなくて、今も確実に「豊富な食」を提供している現実に、憧れに近いものがあるのかもしれません。
東南アジアというと真っ先に浮かぶ一つは「豊富な食」です。家の近くに自然に果物が生っていて、好きな時に好きなだけ食べられる。(幾分理想化しているのは承知で)。
この食の豊富さが、ベトナムに来て強く感じる「人々のほほ笑みとゆとり」に繋がっているような気がしてしかたがないのです。まあ、もちろん現実的にはそれでも生活の厳しさから田舎を離れて、例えばホーチミンに集まる結果で巨大な都市化している現実はあると思います。世界共通の現象。しかしそれでもやっぱりホーチミンで強く感じる「エネルギー」は、源泉がこの「豊かさ」ではないかと思うと自分では納得してしまいます。
都会のホーチミンの人々の源泉が垣間見える「メコンデルタクルーズツアー」。参加されたことがある方々はどんな感想を持たれたでしょうか?これからホーチミンへの旅行を考えられている方々には、ぜひともお薦めさせていただきたいと思います。
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