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ロブスタコーヒー、こんにちは!!

 普段コーヒーをブラックで飲まれる方は、もし缶コーヒーも飲まれるんでしたら、やっぱりブラックで飲まれるでしょうか?
 私は今ではほとんど缶コーヒー、ペットボトルコーヒーを飲むことはないのですが、会社組織で働いていたときはしばしばそれらを飲みました。そして、ブラックで飲むと苦くてたいてい「しまった」となりました。そして甘いコーヒーを買うようにする。しかし家ではもちろんブラック。
 南国のコーヒーが好きになり、練乳入りのいわゆるKOPIを時々飲みますが、普通のKOPIを頼むと「げっ!」となるほど甘い。(でも何となく慣れました)。そしてKOPI O と言われるブラックを頼むと、缶コーヒーのブラックのときと同じ反応になる。

 実は私はずっとコーヒー好きとはいえ、アラビカ種とロブスタ種を「聞いたことがある」程度でロブスタが現実的でなく、よく理解してはいませんでした💦。「缶コーヒーで使われる豆の多くはロブスタ種で苦みが強くてそれだけで飲むのは苦しい」。南国で使われるKOPIやベトナムコーヒーも同じくロブスタ種が大半。なるほど!

 このロブスタ種を、缶コーヒーでどのようにおいしく飲まれるように苦労されているのか私はよくは知りません。興味があるのは南国のKOPIです。いろいろ調べると標準かのように「二度焙煎で二度目に砂糖とバターを混入」して甘さを加えるそうです。なるほど、経験と知恵ですね。しかしながら動画を様々見せてもらうと、砂糖とバターを加えた豆を焙煎することで、豆はドロッとした黒光りする塊になり、冷めた後でそれを砕き、さすがにその状態での出荷はできないのか、粉に挽いた後に出荷している。これは「海南スタイル」と言われるもののようですね。(たぶん様々なパターンはあるので調べます)

 基本的に私は「伝統尊重」です。それらが歴史的にかなりの大勢に受け入れられている以上、当然の理由があるものと思っています。
 そして、その伝統的に焙煎された豆を、同じく伝統的な手法で、濃く濃く抽出して、練乳と砂糖でとにかく甘くして提供する。これがいわゆるKOPIです。それも同じく「伝統尊重」ではあるものの、一方で「個人的には」、「もっと健康的においしく淹れられないか」とは思うのです。あくまでも個人的に。上部のプロセスを同じに、末端で練乳等を入れずにブラックで飲むのは私の解決ではありませんでした。

 そして、ついに!ロブスタ種の生豆を販売してもらっている店を発見しました!(ネットでの販売があるのは知っていましたがどうも「店頭販売」に頼りたがる年寄りで・・💦)
 ベトナム産が欲しかったのですが、インドネシア産。ジャバロブスタWIB-1(WIBはコーヒーの精製の工程での「WASHED」の意です)。店はマメココロさん江戸川店。(いつも自転車で走る道をすこし逸れてみたら遭遇した!店です。こういうラッキーな出来事は一日を楽しくしてくれます)

 店は、最近よく見る「店頭焙煎」の店で、注文後焙煎を5分くらい待つ間にコーヒー一杯サービスで出してくれます。素晴らしい!!

右下にロブスタの文字を発見したときは小躍り!

 焙煎は店のお薦めで「フレンチ」にしてもらいました。かなりの深煎りですね。早速家に帰って豆を粗めに挽いて、薄めに淹れてみました。とにかくロブスタです。「カフェインがアラビカよりも2倍程度強いので眠れなくならないようにしてください!」との店員さんのお言葉。豆8Gに対しお湯を300MLという薄めです。

 これ、十分おいしいです!!
 多少苦みは強いですが、丁寧に淹れることで甘みも引き出し、バランス取れたように思います。

 繰り返しますが「伝統尊重」の上で、やっぱり健康志向もあるし、過度な甘さは控えたほうがいいのと、「コーヒー本来のおいしさ」は世の中では日々研究が続けられている現実には側面もあります。
 例えば前項でも触れたベトナムの)96B CAFE&ROASTERY 。 アラビカだけではなくロブスタとリベリカをもおいしく焙煎して淹れる研究をずっとしています。焙煎その他のWORKSHOPも開催!

https://www.96b.co/workshops

 例えばマレーシアの地元のリベリカ種をSpeciality Coffee に引き上げた「MY LIBERICA」。

「伝統」と「革新」の双方をじっくりと見ていきながら、全体像を把握していけば、「来るべき姿」が見えてくると思うのです。
 マレーシアの旅は、コーヒーを一つの切り口に、そんな姿を表出してみたい、そんな方向で胸は膨らんでいきます。


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