富士ヒル 選抜(40/86位) 63:32

それではやっと直前~レースレポ

●直近の練習方法
基本的には冬はSST。春先からrattle snake等の高強度を入れた。
ここまでは他の人と変わらない。
変えたのは春先からの峠TTの方法だ。
自分が絶対的格下の為、自分が気持ちのよい走り方はできない。
また、序盤に着いていけないと即試合終了なので、一定ペースでは無く前半かち上げ、後半耐えるTTを繰り返し自己ベストに近づけるよう練習した。


自分が出したいのは峠のタイムでは無く、あくまでレースの順位だ。

結果として苦手な前半かち上げ走法でもレース1週間前にヤビツ峠で自己ベスト20秒落ち(28:41)が出せ結果上々でレースに挑む。

●前日
そして前日の過ごし方。
とはいっても自分はそれ程特別な事はしないタイプ。いつものルーチンをいつも以上に心がけるのみ。
朝は軽く刺激入れでL5を合計5分程度の計30分。

食事もいつも通り

朝食はオートミール(うん)
昼食はパン(まぁ)
夕飯は焼きそば&チャーハン(おい)

普段から意識低いからね、しょうがないね。
結局、ホテルでレンチンした後、こけて焼きそば落としたんで半分食べられなかったんだけどね!

(結局チームメイトのISSEI氏に餅分けて貰いました、マジありがとう)

そんな訳で早めに18時過ぎにベッドにはいる。


そして10分後、サプリを飲み忘れた事に気づいてISSEI氏共々、即時起床!


なんやかんやで寝付けなかったが、恐らく22時頃には就寝


●当日~レース前
大体4時頃起床。
体重は64.5kg。去年より1kg増量だがパワーが増えているので良し。
朝食はおにぎり2個、羊羹2個。後はダラッと缶コーヒー飲んでリラックス。

その後軽くL1~L2ローラー15分。その後会場までの坂をL5ダッシュ。脚も重くなくいい感じ。

というよりここまできて調子良いも悪いもクソも無い。今の力をぶつけるのみ。


という精神性でレース会場に到着。

ここでまずは作戦通り先頭にまいぺーす勢4人共自転車を並べる。
まずは第1段階クリア!

その後、写真を取ったり

まいぺーす勢集合

「はえー、あの人が有名な○○さんかー」とか「天照とかZWCの人速そー」とか周りを見渡してミーハーな事を考えつつ、スタート時間に。

0.パレードラン~スタート地点



未だかつて感じた事の無い緊張感の中スタート。

スタート直前。プロの後ろに並んでます。

※FUNRIDE様記事から引用

パレードランなのに案の定速い。
選抜はグロスタイム、且つ順位に拘る人が多数の為、少しでも先頭に立とうとしているのだろう。
だが甘い、絶対にスペースを作らないようスタート地点までほぼ先頭をキープして、スタート地点まで移動。


パレードランなのに4.2倍だったよ・・・。



1.スタート~料金所


そしてスタート!
案の定、かち上げ方が半端無い!!!去年乗った年別トレインの比では無い!
だが、これも想定レベルしていた状況だ。

ここは6.2倍でクリア。
因みにMAX 出力は608w(9.4倍)
ここで去年の年別トレインより27秒速かった。
想定はしてたけど速すぎでしょ・・・(本音)

ここでやっと先頭にいた意味が出てくる。他の人よりも楽に先頭が見える位置をキープできる。(僅か1,2秒の差がここでは大きい)
緩やかに番手を落としながら、料金所を過ぎる。

この時点で前方は約15~20人。



2.料金所~1合目


さぁ、ここからが本番だ。できる限り先頭に食いついていきつつ、余力を残して後ろの集団に混ざらなければならない。

そうして、約5分。前方に約30~40人、後方におよそ8人程度の集団がいることを確認してドロップ。
そうして、後ろの集団に合流。
ここでtwitterで知り合いのU1さんに声を掛けられる。因みに私の返答は

「へぇっ!」

ごめん、少しでも酸素を節約したくて声出したら変な声出たんだ・・・。

その後集団はこぼれた人を拾いつつ、新陳代謝を繰り返しつつ、1合目下駐車場に。
この時点で集団がある程度固まり、自分の作戦は完遂。後はこの集団から落ちないことが最優先だ。

スタートから約10分。
325wだったので約5倍で作戦通り。
高地ということを考えるとなかなかの強度。

この後もやはり先頭からこぼれてくる、こぼれてくる。恐らくはプラチナを目指したり、入賞を目指した猛者達だろう。
自分より強い人達が落ちていく現実に気を引き締めつつ走る。

・・・と思ったら、

「ISSEIさん、落ちてきちゃった・・・」

おおよそ13分程度だったか?プラチナ狙いだったISSEIさんを回収。まだギリギリ余力は有ったらしくトレインの後ろにつきつつ、体力回復に努めるようだ。


・・・とか考えてたらスタート15分頃に

「オイオイ、マジかよHyumaさん・・・」

と我がチームのエースクライマー、Hyumaさんまで落ちてきた・・・。先頭どんだけ魔境なのよ。

因みにHyumaさんは明らかにボロ雑巾の出で立ちで、そのまま消えていった・・・。

「さらばだ、Hyuma。君のこと覚えておくほど余裕は無いから終わったら声かけるわ(薄情)」

とここまで色々ありつつ、1合目終了。

ここの区間は306w(4.74倍)
少し落ち着いてきた。

3.1合目~奥庭駐車場

正直、ここからはあまり語ることは無い。
とある選手が鬼引きし始めて、ただくっついていっただけだからだ。後で確認したら地元のショップの選手だった。帰省したらお礼にでもいきたい程感謝。ただかなりのパワー系クライマーで、8人程度いたはずが私とISSEIさん含めて3合目途中で4人まで減少。


289w 4.48倍



289w 4.48倍


285w 4.4倍

4.奥庭駐車場~ゴール


そうして、奥庭駐車場に。ここまでで恐らくゴールドは固いタイム。
更に第2集団からこぼれてきた選手5人程度を回収。この中には最後のチームメイトikumi氏も。ここからは向かい風が強く、かなりのペースダウン。

そうして牽制が続きながらゴール前の坂に。
思っていたより人数が多く、不自由ながらも出し切ってゴール!


267w 4.13倍


338w 5.24倍
目標達成しそうだったからそんなに頑張ってない


5.結果


最終結果としては63:32 (ゴールド)AP289w(4.48倍)NP295w(4.57倍)
そして順位は40位/84位だった。

個人的な目標は全て達成。採点しても100点満点の出来でこれ以上の結果は残せなかっただろう。
終わった後、チームメイト達と昼食を取ったが、一人完全に燃え尽きてた。笑


6.今後の目標

今年の結果は上々だった。多分希望すれば来年も選抜で走ることは可能だろう。

じゃあ来年の以降の目標をどうするか?だ。
自分の成長具合、年齢、トレーニング量等考えたら

「来年プラチナ一択!」

とは言い辛い。でも狙っていこうと思う。

シルバー取るのに1年、ゴールド取るのに3年かかった。プラチナは5年かけてもいいじゃないか。

また、方法論としても先人のサンプルが少ないし、自分のような重量級クライマーの例は更に少ない。
自分だけの方法を編み出す必要があるだろう。
それもこれも含めてまずはシンプルにレベルアップしていこう。

また、来年も富士ヒルで楽しめるように練習を頑張っていきたい。

以上、長文となりましたが、ここまで読んで下さった方ありがとうございました!





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