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6階から転落した猫!神の奇跡が⁈

今から4年前、2020年9月6日の事ー(ショッキングな出来事だったので日にちを憶えている)
いつものようにベランダで我が家の保護猫アンジュ(当時2才)を抱っこして外の景色を眺めていたら、突如アンジュの私の腕をスルッとすり抜けて、ふわっと飛んだ。ベランダの手摺に。
抱っこして私が立っていた位置から手摺てすり壁まで優に2mはある。
アンジュが抱っこ時にそんな冒険ジャンプした事は過去にも今もなく、この時だけ。

えっ なぜ…と動揺した次の瞬間、着地に失敗して両手(前足)のみが手摺にしがみついていたのも束の間、おそらく爪で手摺壁の外側をギギギと必死に引っかきながら落ちて行った。

「ギャーーーー!!!!」

聞いたことのない、生命の危機を即座に感じさせる叫びが私の耳を貫いた。

「アンジュが落ちた!落ちたー!!」
私も叫びながら既に泣き、配偶者に「怖くて見れない!もうどうなってるか、どんな状態かわからないっ」と訴え、1階に落ちたアンジュを捕まえに行ってもらう。

先代猫も3階の窓を自分でこじ開け飛び降り、一時家出した記憶がある。
が、何せ6階である。
もう、体が内臓がぐちゃぐちゃになっているのではないかと悪い方に思いが走り、とても自分の心が持ちそうにないと思った。

結局、アンジュは無事であった。

配偶者の話によると、アンジュは1階の駐車場の横でうずくまって鳴いていたそうだ。
あとで落ち着いてベランダから下を覗くと、マンションの隙間に駐車場の屋根が張り出しており、そこに一回落ちたのではないかーと考えられる。
とはいえ家からそこまでも優にマンション4階分の高さはあるのだ。
無事だったのは奇跡だと言える。
神様感謝します!

転落数日後のアンジュ。後ろ足を引きずりながらイカ耳で移動

家に連れ戻した時点では目立った外傷もなく、痛がる様子もなかったが、飼い主も猫もほっと一息安堵感に包まれた瞬間、アンジュが後ろ脚を引きずって歩いているのが分かった。腰がぐらぐらして、倒れながら歩いている。
これはいけない!早速病院へ。
「6階から落ちました!」と受付で慌てて叫ぶ私に、落ち着いて丁寧な診察をアンジュに施してくれた。
「内臓は何でもないね。」と。
もっと低い階から落ちた猫ちゃんでも膀胱が破裂したり、内臓打つ場合もあるからとのお話で、よく6階から…良かったねと言われ、またまた神の守りに感謝した。Thank you Lord ! Jesus.

ただ、股関節の骨が折れていた。脚の引きずり…やはりか。
レントゲンを見せてもらう。
確かにはっきりと片方の股関節の折れが見てとれる。
とにかく出来るだけ安静に。ゲージを用意してと言われ、写真(上)見えにくいがストーブ後ろに購入した小さな(動き回らないようあえて)ゲージを置き、ほとんどの時間をアンジュはそこで過ごした。

回復して来た頃。おふとんの上でくつろぐ

転落後2~3日アンジュはほとんど食べなかった。
元々小さな猫だったのに、更に痩せて2キロ程に。
その後チュールを少し舐めるようになり、1週間ほどして普通に食べられるようになり体重も戻って来た。
アンジュは購入したゲージに自ら入り、文字通り安静に過ごしていた。
時折よろよろとした足取りで頑張ってトイレを済ませる以外、ずっとゲージにいた。


そして1か月で回復した。

病院からもらった抗生物質は毎日飲ませていたが、先生曰く「結局自分で直しちゃったね。」と。まさに与えられた自己治癒力を十二分に生かして直り、現在脚の引きずりも一切なく健康体で過ごしている。

1か月後、窓辺に飛ぶ!光の中へ(?)


「まことに、あなたは、私のたましいを
よみに捨ておかず、
あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。
あなたは私に、いのちの道を
知らせてくださいます。」(詩編16:10-11)


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