酩酊とは、幽体離脱かもしれない
半年ぶりくらいに友人と呑んだ。夕方5時半から、終電を逃すくらいまで。帰宅してお風呂にも入ったみたいだけど、記憶がない。松茸の土瓶蒸しなんてものを頼んだり、2軒目のバーでグラスを割ってしまったり、要所要所は記憶にあるんだけど。帰る直前までアルコール飲んでたから、そりゃ身体から酒が抜けるわけもないんだけど。
1軒目は渋い居酒屋で、気さくな大将が楽しかったな。名物が煮込みだったんだけど、珍しく味噌ではなくて醤油の煮込み。あっさりしてて、すごく美味しかった。だし巻きもよくあるやつじゃなくて、出汁とワカメのおつゆに浸かってたり。松茸の土瓶蒸しなんて人生で数えるくらいしか食べたことなかったけど、身体に染みる味ってああいう料理のことをいうのかもしれない。出汁が美味しいお店は、だいたい何を食べても間違いないみたい。
2軒目のバーは柿とか栗とかのカクテルがあって、2軒目としては最高だった。デザート感覚で飲めてしまった。グラスを割ったことはホントに申し訳なかった…謝り倒してグラス代弁償してきたけど。素敵なお店だったから、また行きたいなぁ。
全然関係ないけど、尿意を感じてから、もうヤバい!ってなるまでがゼロ距離すぎて、人間としての尊厳を失いかけることがこの日だけで2回あった。最近そういえば、そんなことが何回かあるなぁと思い至ったので、続くようなら受診したほうがよさそうかな。
それと、酩酊とは幽体離脱みたいだなぁと思った。そこに確かにいるのに、なんだか現実感がなくなる感覚とか、記憶をなくしてしまうとか、臨死体験みたい。久しぶりに酔っ払って、そんなことを考えたりした。そしてこれを書いている翌日、お昼くらいには結構抜けたけど、二日酔いも久々。
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