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極楽浄土の可視化

楽しみにしていた、蜷川実花展に行ってきた。チケットを買っておいたはずが買えておらず、急遽現地で買うトラブルもあったが、無事に行くことができた。前回は上野で写真がメインの展示だったが、今回は映像がメイン、そしてインスタなんかで話題になっているらしい花だらけの空間があった。映像展示、といっても、寝転がると没入できたり、透過性のあるスクリーンに映像を映し出して、空間との奥行きや来場者の影すら作品のようになっていたりしていた。

めずらしく文中にも写真を入れてみようと思うので、まだ行っていなくて楽しみにしている人は回れ右していただきたい。

個人的には蜷川実花の映像美が好きだというひと、写真の極彩色を浴びたいというひとには大変おすすめ。時折、自分と作品を写真や動画におさめることに燃えているであろうひとに辟易することもあるかもしれない。が、公式で過度なポートレート撮影はご遠慮くださいと入口に注意喚起していたので、わたしはそんなには気にならなかった。

では会場内のレポでも。

天井までのスクリーンに映像が流されていたゾーン
映像が変わるたびに色合いが変化する
寝転がって没入できるゾーンのひとつ


あとは生花を使った展示スペースもあり、お花の香りも楽しめたりした。ここが生花ゾーン。

生花ゾーンならではの、しなびた花も含めた作品

今回の展示の目玉は、造花がたくさん飾られて、光や風、霞が花たちを取り巻いている空間だろう。ただ通路が激狭で写真をじっくり撮っていると邪魔になってしまうので、歩きながらの撮影。その空間に入って思わず「極楽浄土みたいだな…」とつぶやいたら、隣にいらっしゃったマダムがめちゃくちゃウケてくださいまして…ちょっと恥ずかしかった。


だってこんなの極楽浄土じゃないですか。
造花とはいえ、こんなに造花にも種類があるのかと驚いた。よくよく見るとちゃんと季節感もある。同じ写真は撮れないだろうなぁという空間だった。

ここを抜けるといくつか映像展示があり、物販の前に出ておしまいという感じだった。あまり写真を乗せすぎるのもあれなので、そろそろやめておく。

そしてこのあとは物販でマグネットと、クリアファイルを購入して、新橋へ呑みにいった。うおきん、というお店にふらっと入ったのだけれど、たぶん有名なお店だったみたい。うおきんのイタリアン?派生店で、たらふくサングリアとレモンサワーを呑み帰宅した。


早い時間からのお酒、とてもよかった。極楽浄土から帰還してしまった寂しさを感じつつ、友人と色んな話をして、とりあえずメルカリでお小遣い稼ごうと思った。

そんな2024年はじまって2回目くらいの、良い日だったなぁと思える1日。こんな日を今年も積み重ねていきたいなと思う。

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