一矢報いる

5月に税務署に行き、
納税の相談をする。

その際に、
思い切ってあることをやってみた。

それは、
トラブルのあった関西地方の取引先の通報。


4年ほど前に、突然、電話がかかってきて
ネットで通販をしている業者をめがけて

「ウチの商材はよく売れますよ」
「ぜひ、おすすめの商品がございます」

そう畳みかける。

なんだか、売れるような気がして、
2種類をロットで仕入れる。

その数日後、

「コンパクトなナビは、

本当に売れます。

あなただけに卸します」

と、テレビショッピング並みに
巧妙に営業トークを仕掛けてくる

電話で

「私は機械モノは分からないからやらない」
って言っても、毎日、かかってくるという…。

根負けして仕入れてしまったのだった。


すると、他店も同じ商品を仕入れていて、
結局、首の締めあいになってしまい、
赤字で処分する羽目になるのだ。

それに対して、クレームを言っても、
返品は受け付けておりません。

そこの会社名や電話番号を検索すると、
クレームの嵐だった。

やられたーー

私は、自営業なので、失敗した際でも
経費として記帳はするのだが、
それしか方法は知らなかった。

資料として購入した情報商材、
セミナーなども
記帳することで経費として認められた。

失敗は経費の記帳程度しか知らなかったのだ。

それで、今年、税金を収める際に、
過去にトラブルを起こした業者を
税務調査するようにと書面を提出するに至ったのだ。

住所、代表者の氏名

被害内容などなど・・・。

通報は、もっと難しいものと思っていた。

それこそ、国税局に行って名乗るのか?と

そうでもなかった。

郵送でも良いとされているが、
差出人は名乗りたくない。

メールなら、メールアドレスで送信元を知られたくない。

ならば、正面から突入すれば良いのだった。

コロナ禍のおかげで、
帽子、メガネ、マスクの不審者スタイルでも、違和感もなく、
また、こちらの素性も探られなかった。

ブラック企業で働いていたころは、
労働基準監督署に通報する社員も居たりして、
調査官の方が抜き打ちで来られることもあった。

では、取引するような外部の立場なら、
こうして税務署を利用するのも手なのではと思った。


そして、提出する際は、税務署の総務課の担当者につないでいただき

書面に書き忘れていたことを思い出して、口頭で伝えることもあるので
やはりアナログは強い。

提出前までは怒りのマグマが噴火しそうな気分だったが、
提出後は、お通じが良くなったかのようにスッキリした。

どうも、人はうれしいことやありがたいことには鈍いのだが、

悔しさ、怒り、悲しさのディテールは詳しく記憶しているのでは?


担当者の方はニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。

ただ、提出するには人事異動もあるので、
なるべくなら、6月から7月の上旬はバタバタしており、
7月の中旬以降に行くのが良いようだ。


◎お役立ちサイト

・電話番号検索

https://www.jpnumber.com/


・国税庁

https://www.nta.go.jp/about/organization/access/chizu.htm

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