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文字でラジオなんて不可能に決まってるじゃないですか

 読むラジオがやりたい。でも無理。
 
 だって文字でラジオをやるのはとにかく難しいから。

 私本人としてやるにしても、架空のキャラクターに喋らせるにしても、いかんせんサムいのです。いえ、サブいのです。
 書いている当人は自然な話をそのまま文字に起こしているつもりでも、そこにはどうしてもセリフ感が出てしまいます。噛まないし、詰まらないし、どもらないし。複数人であれば、言葉が重ならないのも気持ちが悪い点に含まれる気がします。
 もちろん他にも、声の抑揚とか、咽とか咳とか咳払いとか、あとは鼻をすする音とか、息を吸う音も吐く音もありませんね。

 ラジオは進行の大枠が決まっていても、話す内容はパーソナリティの自然な自分の喋りだから面白いものなので、枝葉を排除した綺麗に剪定された文章の人工物っぽさが最悪に似合わないのかも知れません。

 こんなに簡単に多くの足りない部品が列挙されるものの、ラジオをやりたい気持ちは眠ってくれないようです。
 そこで、私が読むラジオをやるときはNO推敲・NO編集・NO添削を心掛けて書くと決めました。文字の打ち間違えを言葉の言い間違いや噛みとしてそのままにするかは考える余地ありな気がします。誤字って意外と笑ってしまうケースが多いですからね。

 私のポリシーに反して書きすぎましたが、本当にやるかどうかは私にも分かりません。
 声のラジオと文字のラジオを同列で考えること自体がナンセンスっていう噂もありますが、もちろん聞く耳持ちません。

エナジードリンク代と医療費に充てさせて頂きます。