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23秋季一部リーグ戦_展望


◇星槎道都大学<23春季リーグ戦:1位 8勝2敗>

投打の様相が異なる中で迎える秋、鍵はカバーとバランス

三季連続優勝に挑むが、主要4年生が残った投手陣と4年生が去った野手陣とで様相が異なる中で迎える秋となりそうだ。投手陣は4年生が集大成、そして3年生以下のメンバーも充実、構えは整う。一方の野手陣は新たな構えを作り始めるタイミングにあたる。鍵を握りそうなのが、春に投打の二刀流で躍動した佐藤爽(の起用方法)。秋を乗り切る為「打者佐藤」への依存はやや大きくなりそうだが、野手(特に左打者)の軸を作る点も置き去りにはできない。勝負とチーム再編、連立方程式を解くことはできるか。

開幕予想スタメン

◇東海大学札幌キャンパス<23春季リーグ戦:2位 7勝3敗>

突き抜けた強さの縦縞を期待、縦縞の縦突破で王座奪還なるか

秋代替わりを行う東海の新主将は眞下輝渡(3年・本庄第一)。道外出身選手の主将就任は松永以来かと。大会パンフレットには「強い縦縞を取り戻す」との意気込みが。構成メンバーはいい具合に揃うタイミングを迎えつつあるように見える(特に野手陣)。野手陣で今後も見据えて軸になりそうなのは、春新人賞に選出された天野。投手陣は登坂と高木、左右のTTが軸か。プロスぺ枠での注目は宮武。「隙があった、取りこぼしがあった」というコメントを残す必要のない、圧倒的「縦」突破で21秋以来の王座奪還なるか。

開幕予想スタメン

◇札幌大学<23春季リーグ戦:3位 5勝5敗>

札大劇場・秋、完全開演で「定位置」3位から脱出なるか

<札大劇場・秋>への期待は、定位置の3位(22春以降三季連続)を脱出して2位以上への躍進。上位下位の線引きを行うペースメーカーの役割を捨てて先頭集団へ飛び出していく戦いぶりを見たい。投手陣の中での注目は長身から投げ込む角度の効いた球が魅力の高松。終盤リードした状態で彼をマウンドへ送り出したい。野手陣は打線上位・下位に張る佐野と布施、中軸予想の~学園常谷の対抗枠(共に札幌静修出身)としても注目の~小飼に期待。

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◇北海学園大学<23春季リーグ戦:4位 4勝6敗>

見せたい札六私学・祖の矜持。トーナメント1・2独占の真価も

「投打共にずっと役者は揃っている」と思っている。見たいのは北海道の大学野球・私学の祖である矜持と熱さ。その中心になるべきは最後のシーズンを迎える帯川と志村。彼らを押し上げる下級生と一塊のチームとなって秋の主役に躍り出ることができるか。また春のトーナメントで優勝・準優勝を独占。トーナメントの価値を高める為にも秋躍進の責任を負うのが学園。「未だ」はすぐ「既に」になる。これはリーグ戦の5試合・10試合と同じ、頂点へ急ぎたい。

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◇札幌大谷大学<23春季リーグ戦:5位 3勝7敗>

一部ネイティヴ世代、最後の秋。Wイトウと遊撃手争いに注目

一、二節跨ぎの~二度目の東海越え含む~三連勝、中川の本塁打、1年生による遊撃手争い、北大との順位決定戦など多くのトピックスがあった春。春秋の継続性が期待できるメンバー構成だけに楽しみなシーズンを迎える。一部ネイティブ世代最後のシーズン、二部降格は回避したいという動機付けもプラスに働く筈だ。注目点はまず、投のWイトウ。伊藤嶺と伊東優希。次に長打力問題解消期待の飯田と中川。最後は遊撃手争いに決着は見られるか、以上の3点だろうか。

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◇北海道大学<23春季リーグ戦:6位 3勝7敗>

出稽古を好調にこなした模様、自滅なくプラスを出し続けたい

春二節は1勝4敗。その1勝で順位決定戦に持ち込んだ訳だが、主戦場の二節では巧者ぶりを発揮できず。花冷えに入った打線と守りの乱れで勝ちを譲り続けた印象が残った。注目は投打のKK。投のKは新エースの小岩。スピンの効いたスピードボールを秋も見たい。打のKは今。やはり今が出塁しないことには北大の攻撃は始まらないし、物足りない。七大戦で京大下して決勝に進むなど好調さ窺わせるプレシーズン。流れに乗って一節から掻き回し役以上を期待。

開幕予想スタメン

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