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23春季リーグ戦【5月20日】戦評

二節4日目(9戦目)。いよいよ佳境へ入ります。

・北大-東海

【戦前評】沈黙中の二節巧者北大と優勝に向け負けられない東海の対戦。北大は二節の3試合で1得点と攻撃が冴えず。単打は出るだけに何かアイデアが欲しい。一方、打線状態はどこか北大と似たようにも見える東海だが、どんな形でも勝利が必要。互いの「何が何でも勝ちたい」のぶつかり合い。上回るのはどちらか。

【戦評】東海が逆転勝ち。東海は3回佐久間適時二塁打で先制。しかし6回に同点、さらに7回には逆転を許す。が、直後の7回裏、服部右越二塁打から好機を作ると、敵失でまず同点。さらには佐久間のスクイズで逆転に成功。その後、終盤巧者北大の反撃を封じて逃げ切り。優勝への望みをつないだ。北大は22イニングぶりの得点で同点、さらに7回には淵上適時打で一時勝ち越しに成功するも、直後の守りで失策が重なり痛恨の逆転負け。二節未勝利が続いている。

・学園-大谷

【戦前評】4位同士で迎える9戦目。金野の攻守に渡る活躍で前日の接戦制した学園が一節逆転負けを喫した大谷と対戦。両先発は一節対戦時の再戦(工藤泰己と柄目)となるか。序盤から中盤に一気に押し切れば学園の流れ、中盤以降の競り合いに持ち込みたいのは大谷か。互いの攻撃洗練化が鍵となる一戦。

【戦評】学園は昨日のヒーロー金野の中越適時三塁打で3回に先制。続く4回には杉林適時打、久保田3点適時二塁打などで一挙5点を奪う。その後も得点を重ね、今季初の2桁得点を挙げて快勝。大谷は1回、2回の先制機を逃すと、与四球と失策からピンチを招いて失点が続く。まずは守備という基本が崩れると、攻撃も3併殺と追撃の糸口をつかむことができず。

・道都-札大

【戦前評】単独首位に立った道都と2位で追う札大。道都は滝田投入で好調な打線がしっかり援護、優勝へ力強く前進したい。一方、札大は先発長谷で対抗か。ある程度の失点をあらかじめ見込んだ上でそれを上回る為の攻撃の絵が欲しいところ。一節対戦時のようなロースコアに持ち込めれば邪推で済むのだが。

【戦評】初回の先制攻撃に成功した道都が中盤以降も加点、終始優位に試合を進めて、まずは危なげなく優勝へ王手をかけた。5番石戸谷が4安打4打点と攻撃を牽引、チーム全体では13安打を札大投手陣に浴びせた。先発の滝田は5回1/3、3失点でマウンドを譲るも、球の走り、強さ、勢いは今春一。一方の札大は6失策と守りの乱れも加わり、道都を悠々逃がす格好での敗戦。

・順位

1位:道都(7勝2敗)-
2位:東海(6勝3敗)-
3位:札大(5勝4敗)↓
4位:学園(4勝5敗)↑
5位:大谷(3勝6敗)↓
6位:北大(2勝7敗)-

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