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23春季リーグ戦棚卸_北海学園大学(更新中)

◇戦績一覧


見せ場は二節2戦目からの3連勝。そして最終道都戦は春延命の役割を預かるも、逆に道都に最大の見せ場を作られてしまう。シーズン通して、決定的にどこかで躓いたというよりは、燻り続けたまま春が終わってしまった印象が強い。これが必要な遠回りであったか?それが秋に問われることになる。

◇振り返り

雨天順延が運んできた札幌ダービー開幕は黒星スタート。続く東海戦は勝利目前に追い付かれて延長戦へ突入の末、延長11回に勝ち越して一勝目。競り勝った勢いで三戦目以降に注目が集まる。ところが、三戦目から暗転が。北大そして大谷に逆転負け。そして、道都には千歳でコールド負け。1勝4敗、単独最下位での折り返しとなる。この位置取りでの折り返しを誰が想像できただろうか、しかしこれも札六。

二節二戦目札大戦でようやく投打が咬み合った内容で3勝目。ここから3連勝して4勝5敗。最終道都戦は勝利すれば5割着地、かつ札大と並び三位となる一戦。また、道都を優勝決定戦へ送り込める「春延命」の役割も担う。優勝は逃しても試合の重みが減じることのない一戦。これが札六、そしてリーグ戦の醍醐味そのものであったが、終盤道都に粘られて延長TBサヨナラで敗戦。眼前で優勝を決められる結果に。

流れを見つけて、注意深くその流れに乗っていく。ひとつひとつのプレーが積み重なってそういった流れが出てくる(もしくは出てこない)のだろうと思う。この春の学園はどうもこのあたりがしっくりとしないまま10試合が終わってしまった印象が強い。そして10試合というのは長くもなれば、短くもなるのだなと感じた。10試合という「時間」の使い方は札六を勝ち抜く上では絶対に必要な技量になる。と、これは学園に関してだけのお題ではない。

また、流れについても同様で、春はいずれのチームも万事上手くいったというところはほぼなくて、消去法的に勝敗が決していたような印象が否めない。願わくば双方の強みをぶつけあっての試合が多く見られることを期待したいのだが。

話が学園から逸れた。流れをキーワードにしつつ学園に話を戻すと、流れを波に変えて、勢いに乗っていく。そんな状態が学園らしい強さではないかと思う。札大が劇場ならば、学園は祭りだ。トーナメント優勝・準優勝を独占したうねりが秋に勢いを呼び込んでくれればと期待している。

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