忘れた校歌

あまりにも当たり前のようにそこここの痛みで、年寄りの病気自慢をする余裕もない。

昼12時になると市役所では歌が流れてくる。以前からもこの歌は杉山小学校から下校時に放送で流れてくるのが聞こえてきていたのでてっきり杉山小学校の校歌だと思っていた。歌詞が聞き取れず何を言っているのかさっぱり解らない。何の歌なのか…市役所でわざわざ流すくらいだから市歌かもしれないと、ネットで検索してみたら、やっぱり市歌だった。作曲はあの古関裕而さん。作詞は丸山薫さん。学校でも流しているくらいだから私が知らないだけで、知ってる人は結構多いのかもしれない。
ところで、校歌を全く憶えていない。栄小、植田小、南部中、三ヶ日高、一切雪だるまが溶けた後のように跡形もなく忘れている。歌詞はおろかメロディーも。入学式とか卒業式では当然歌っただろうし、始業、終業式とか運動会とか何かイベント事等でも歌っただろうが、自分が実際に歌ったという情景が全く思い浮かばない。小中高、学校周辺の景色やどんな同級生がいたかなどは憶えている。校内、教室での思い出もいろいろあるしどこでどういう遊びをしていたか、すき間風の吹く脳みそでさえも沢山の思い出が詰まっている。
担任の先生や個性の強かった学科の先生はよく憶えているが校長は、名前はおろか顔すら記憶の隙間から完全に抜けている。申し訳ないが高校の教頭先生は現役当時ですら誰なのか認識できていなかったように思う。
いろいろ憶えているものいないものあるが、さて校歌は憶えている人多いのか。何人かの同世代の人に聞くとほとんどの人がうろ憶えだったり歌い出しを聞けば思い出せるかもしれない。というものだった。
さすがに私のように全く憶えていない人は少ないかもしれないが、さて、小中高大学の全ての校歌を憶えている人はどれくらいいるだろうか。

なのに何故か第一ラジオ体操は憶えていた。そして第二ラジオ体操は動画を見て思いた