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やっぱり薬は異物

降圧剤の服用を抑えている。

腰椎すべり症の手術を受けて一年半が過ぎた。あれから年齢的なものもあるかもしれないが体のあっちこっちに不具合がでてくるようになった。体は老化と戦っている。入院中に血圧が高いと言われた。なんだか今は120/80mmHgが年齢に関係無く適正とされ、それより高いと高血圧扱いされるようになっている。「年齢+90」 という計算は通用しなくなっているらしい。

ちなみに私の血圧は病院で測ると160。年齢+90という昔の基準であれば現在68歳なので適性の範囲内に収まる。降圧剤を飲むと140前後で120にまで下がらない。それでも医者は毎日欠かさず飲めと言ってくる。

以来毎月内科に通って降圧剤の服用をさせられているが、本当にこれで良いのか疑問に駆られていた。腰の手術をするにあたり、血圧の高い状態では手術ができないとかで手術直前に点滴で降圧剤を注入。それから退院するまでの10日間かなり強い降圧剤の服用で、天井や窓の外に見える空にありもしない模様が浮き出して見えたり、目眩だったり、幻聴が聞こえたり。どの降圧剤が合うのか3種類くらい変えたがどの降圧剤も副作用が出てしまった。退院後も内科でもらう降圧剤を飲み続けた結果、まぁまぁ割と頻繁に閃輝暗転が出たりして立ち眩みもすることもあれば、耳の中で液体が零れそうになってメニエール病みたいな症状が出そうになったり、言い様のない脱力感に襲われたりして、今年になって、口唇ヘルペスがなかなか治らなくなり、頻繁な喉のイガイガで所かまわずえづいたりするようになった。

高い血圧が健康に与える影響と、降圧剤で出る訳のわからない副作用。

そのどちらのリスクを取るのか。結局これは自分で決めるしかないと思った。相談できる医師が見当たらない。大抵の医師は「副作用は付きもの」という。わけのわからない症状がいくつも出るのは私にとってそっちのリスクが大きく感じる。

年齢と適正血圧の関係をいろいろNETで調べてみたが結局どれが正しいのか調べれば調べるほど判らなくなってしまった。だから自分で決めるしかない。

あまりに体調が不安定になってしまったので6月から降圧剤の服用を止めてみたら閃輝暗点が出にくくなり、メニエール病みたいな症状も脱力感も口唇ヘルペスも喉のイガイガも一切出なくなった。

今月になって腰の痛み止めの薬も服用を減らしている。これは以前から整形クリニックの医師と話し合ってのことで、できるだけ痛み止めの薬も長年飲み続けるより飲まないで済むようならその時の痛みの状態と相談しながら必要な時だけ飲むようにした方がいいとのことだ。


やっぱり薬というのは体にとっては異物なんだろうなと思う。


あまりよろしくない状況が続き思うように働くことのできる体調ではない上に上がり続ける物価とちっとも上がらない収入はますます家計を圧迫する。いったい誰のせいだ。


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