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身に染みても

天災は忘れた頃にやってくる事になっている。天災じゃなくても色々忘れる歳になっている。
人間と云うヤツは色々と忘れてしまう生き物だ。冬場、あれほど「気をつけなきゃ」と思いながら、気候が緩んでくるとつい気も緩んで4月末に風邪をひいてしまい、時期が時期なだけに精神的にも辛い目にあった。体調を崩すたびに気を引き締めなきゃ、と、強く思うが、なかなか引き締まらない。
元々緊張感のない私だ。気を引き締めようと思っても、思うだけでちっとも引き締まらない。体がだるく、頭がボーっとなり、何をやるにしても身が入らず、体を起こしていることすら辛い。身に沁みるほど辛い目にあったはずなのに、辛いという感覚から解放されると、記憶の引き出しは空っぽ。
身に沁みては忘れ、身に沁みては忘れを繰り返す。
まあ、私のこの程度の「忘れた頃にやってくるモノ」はたかが知れているが、これが世間となると、潮流というヤツに飲まれてしまった中で、「忘れた頃にやってくるモノ」があると厄介なことになるので気をつけたいところではあるが、何しろ忘れてしまっているので気をつけようがない。
急須を持ったまま、蓋のしまった茶筒の上に急須の蓋をしたり、洗濯バサミで洗濯物を挟んだつもりが空気をはさんだり・・・

仏壇の蝋燭に火をつけようと思ってマッチを擦ったら頭薬の付いてない木の方を擦ってしまった。で、軸を持ち直して火を付けるが、今度は蝋燭の軸にマッチの火を近づけたつもりが、全然近づいてなくて蝋燭に火が付く前にマッチが指元にまで燃え尽きてアチチとなり、2本目のマッチでようやく蝋燭に火を付けたが、今度は線香に火を付けるのにも手間取る。
ちょっと暗いと必ずこれだ。


昨日は夜勤明けで何もできず。昨日投稿できなかった。

言い訳。


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