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自治会 予定外の出費が難しい


9月21日のnoteでも書いたように平成30年は台風被害の多い年だった。
30年11月6日、校区集会所において谷区会長Kさんと二日前に行われた市民館祭りの後片付けをしていると、スポーツ少年団のKTさんから要望を持ち込まれた。内容としては9月30日に来た台風24号で杉山グラウンドのネットの支柱が倒れ掛かっており、これを修理するために助成金を出してもらえないかということだった。スポーツ少年団は校区各種団体の一つで少年野球と少年サッカーの二つがある。ここでは細かいことは言えないが、助成金もそれぞれに出している。
とは言え、その修理にかかる費用は例年支払っている助成金額の2倍を超えるものになっていた。その日はKTさんの話を聞くだけにとどめ、二日後に谷区会長Kさんと二人で現地に赴き実際に見て回ったところ、支柱が数本傾いており確かにこのまま放っておくのは危険であると判断できるが、少年野球としての使用頻度がどれくらいのものなのか判らないが、助成金の2倍の費用をどう捻出するか、果たして特例で助成金として出していいものなのか話がまとまらず、いずみが丘会長・校区会計のTさんにも相談したがやっぱり話がまとまらないまま日が過ぎてしまった。
ただその間の幹事会議において、そもそも杉山グラウンドは誰が管理しているものなのか、誰が所有しているのかという疑問が持ち上がり、調べてみると土地の所有者は豊橋市になっていて、元々まっさらな単なる空き地の状態で、杉山校区が管理すれば自由に使っていいと言うことで野球グランドとして使用していることになっていた。この件のいきさつは、使用している現在の校区も各種団体も知らないことだった。

11月24日は各種団体の活動及び会計状況をまとめた中間報告の日。
その内容を検討し、それぞれの団体に支払う助成金額を決定することになっている。自治会から校区自治会長の私といずみが丘会長で校区会計のTさん。そして谷区会長Kさんにも来てもらって各団体長からそれぞれ約20~30分かけて報告を聞いた。その際に消防団からの報告の際に、普段の放水訓練は杉山グラウンドで行われていることを思い出し、ネット支柱が傾いていることをどう思うか聞いてみたところ、グラウンドの使用頻度は、少年野球に限らず消防団としても高く、ネット支柱の修理を是非してほしいという要望を受ける。その後スポーツ少年団の番になり、支柱の修理費用のことを相談された際に会計のTさんが、
「これは助成金としては出せないかもしれないけど、校区会計(土木環境費)として出資できるかもしれない」
というアイデアを出してくれた。その決定は年度末に行われる。
当然だが各種団体に支払う助成金は自治会校区費(簡単に言えば税金と同じ)から捻出されるために住民の目は厳しい。
平成31年3月27日に行われた評議委員会に於いてこの提案をすると29年度自治会長だったHHさんから、4月の31年度通常総会で承認を得るための良いまとめ方をアドバイスいただき、総会本番でも無事、承認を得ることができたのは有り難い。いずれにしても会計Tさんが素晴らしかった。

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