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【音楽のある生活】ルミエ・サクソフォンカルテット

  それは先月のこと -- いつものようにぼんやりと市報を眺めていたときの出来事でした。小平市報のイベント情報コーナーには、ルネこだいら・下水道博物館・多摩六都科学館といった施設の情報も掲載されています。そこで偶然見つけたのが「ルミエ・サクソフォンカルテットによるランチタイムコンサート」という文字でした。…えっ!?ルミエの皆さんが小平市に来るの!?

●「スマホ版市報」より●

 ルミエ・サクソフォンカルテットとの出会い(こちらの一方的な出会いですが…)は、throw lineでした。throw lineの『宇宙戦艦ヤマト』と同じ「YMDミュージックPops」という動画チャンネルにて、ルミエの皆さんの超絶技巧を聴くことができるのです。特にバリサクがかっこ良くて大好きです!

 そんなルミエ・サクソフォンカルテットの生演奏が、たったの500円で聴けるのです。このチャンスを逃してはいけない!
 職業柄平日に休暇を取るのは難しいのですが、この時期は比較的簡単に取得できます。1か月前から休暇申請を出し、演奏会を楽しんできました!

●ルネこだいら公式サイトより●

 クラシックのコンサートは数えるほどしか聴きに行ったことのない私。「知らない曲ばっかりだったらどうしよう。」「どんな服装で行けばいいんだろう。」「何か決まりがあるのかな?」とドキドキしていました。
 しかし、この1時間の「ランチタイム・コンサート」は敷居が低く、また、聞き覚えのあるメロディーがたくさん出てきたのでとても楽しめました。

●4本の楽器のみで、大ホール全体を包み込む音でした!●

 曲の合間にトークタイムが入り、ルミエの皆さんが曲や楽器のことを分かりやすく説明してくれるのも良かったです。
 バッハ『トッカータとフーガ ニ短調』はパイプオルガンの演奏を4本の楽器で表現するのだという話がありました。サックスでパイプオルガンの音!?と思っていましたが、演奏が始まると本当にパイプオルガンのような音色が聞こえてきて感動しました。サックスの可能性は無限大ですね。

●曲目●

 個人的には、ドヴォルザーク『弦楽四重奏曲 第12番 アメリカ』が印象に残りました。「私はアメリカに住んでいたことはありませんが、それでも”懐かしい”という気持ちになるメロディーです。」という話があった通り、心にじんわり温かさと懐かしさを感じられる素敵な曲でした。冒頭のテナーサックス(弦楽四重奏曲ではビオラ)のメロディーがお気に入りで、帰りの西武線ですぐにyou tubeを開いたほどです。

 たった1時間、されど1時間--バリサクやテナーの優しい響きと、アルト・ソプラノの透き通る音色がまだ耳に残っています。パワーをたくさんもらったので、明日からまた頑張れます!


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