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【#帰ってきてしまったヒトシネマ】 もう汁なしタンタンメンのことを真顔で見れない

皆様こんにちは。ヒトシです。
前は映画見てnoteに記事書いてをそれなりにやっていたのですがライフスタイルがちょっと合わなくなり遠ざかっていました。
そんな俺をこの映画感想行為に引き戻した一作、まさかこれになるとは思いませんでした。

がんばれいわ!!ロボコン ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻」です。

もととなった「がんばれ!ロボコン」といえば「仮面ライダー」「サイボーグ009」等と並ぶ石ノ森章太郎先生の代表作の一つであり、1970年代と1990年代に2度映像化された名作。というか「燃えろ!!ロボコン」はリアタイで見てました。そのため一応の基礎知識はあります。

で、なぜ見ることになったのか。
特撮に(おそらく)最も強い「好きに全力」Vtuberのルル=ルチカ様から「がんばれいわ!!ロボコン同時視聴やるよ!」とのアナウンスがあったのです。

で、念の為「がんばれ!ロボコン」と「燃えろ!!ロボコン」の1話を予習した上で(前者は東映特撮Youtubeで見れます!)アタックしたのですが、

……勝てるかあんな映画に!!!!!!人間の理性が!!!!!!

その、下に一応公式サイト貼っておくのであらすじに関しては各自ご確認いただきたいのですが、

……理解できましたか

 はい
 いいえ
▷待て待て待て待て

というまま本編が始まり、なんとか見終えました。
皆様にもこの衝撃を味わっていただきたかったのでネタバレは避けますが、まぁすごすぎた。脳が咀嚼してくれない。咀嚼する前に次のツッコミポイントが入る。新幹線の上で立たされてるしなんなら真正面から汁なしタンタンメンとかロビンちゃんの鉄拳とか色々飛んでくる。ダウンさせられて立ち上がるより早く次のパンチが飛んでくる。相席食堂なら2.5秒に一回映像止めてる。

おそらく浦沢先生の頭の中では「起承転結」も「緩急」もあったのだろうが我々は浦沢先生ではないので「緩」を想定していたシーンでも一切「緩」にならない。頭の中を満漢全席が蹂躙しロボコンが必死こいて逃げ回る。トルネードババアがトルネードしロビンちゃんが全方位にビームぶっ放す。ここまで書いて「お前は何をキメてこれを書いたんだ」と思っている読者がいたらその感性を大事にしてほしい。おかしいことには「おかしい」とちゃんと突っ込み続けてほしい。できる範囲で。

「燃えろ!!」世代の親御さん(つまり私と同世代かその前後)が子供を連れて行ってこれを見たとき脳内に何が広がったか。ロボコンの新作を長く待っていた人が劇場でこれを見終えたあとどんな気分で家路についたか。想像するだけで頭の中に汁なし担々麺から失われた汁が無限に広がっていく。

この映画に対して「合理性」や「感動」を求めてはいけない(し、そういうものを求めている人はもっと違う作品をぜひ当たってほしい)。精神的にしんどいことがあったりもうどうやっても忘れたいことがあるときに見てほしい。自分が何を悩んでいたのか、何を恐れていたのか、そもそもなぜこの映画を見ようと思ったのか。綺麗サッパリ忘れられるはずである。

【まとめ】
破壊力:2,020.0/5.0(まだ腹筋が痛い)
浦沢濃度:10,000,000/5.0(カーレンジャー経験者でも耐えかねる)
悪女:100.0/5.0(あんなのロビンちゃんじゃ……いやあれでよかったのかも……わからない、わからない……)

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