世はまさに、大椅子取りゲーム時代
みなさんこんにちは。
北欧の旅から帰って参りまして、早いもので2週間ちょっと。
今回は、Podcast配信の補足記事です。
前回の配信をお聴きいただいた方はお気づきだと思いますが、喉の調子がだいぶ、戻ってきました(声にこんなに影響が出るものなのですね笑)。
今思えば、北欧の乾燥した気候に、日本と20度近い気温差、
生活リズムの強制変更など、思い当たる要因がいくつもありました。
日本の生活への違和感
日本に戻ってきて約2週間が経過し、いつも通りの日常に戻ったなぁ、と感じています。
一方、だんだんと、北欧での暮らしとの違い、というか、東京の暮らしの違和感、みたいなものに、気づくようになってきました。
「当たり前のように暮らしていたけど、これってよく考えると、おかしいことだよね」とか、「問題だと認識しないといけないよね」と思うような、東京の様子です。
今回はそのお話を、世はまさに、大椅子取りゲーム時代、と題して、Podcastでお話しました。
座れない街、東京
みなさんは最近、座れてますか?
家のソファーや会社のワーキングチェアで毎日座ってるよ、とお答えするかもしれません。
では、別の観点での質問をします。
出かけた際、座るまで、どのくらいかかりますか?
出先で、座りたいと思った時に、すぐ座れてますか?
そうお話しすると、すぐには座れてない、とおっしゃる方もいるんじゃないかなと思います。
ここから、何が言いたいかと言うと、
東京って、すぐに座れる場所、なさすぎじゃないですか?
先日の北欧編、でもお話ししたんですが、フィンランドも、スウェーデンも、基本的に、どのお店に、いつ行っても座れたんですよね。
その上、カフェで並ぶことがありませんした。
さらには、街中で、座れる場所やベンチがかなりあったんですよ。
対して、東京。座る場所が、圧倒的に足りてない。
都内のカフェなどは、ほとんど、満席か、並ぶ必要があります。
その結果、最近はカフェが目的地になってる上に、座るための時間的余裕まで考慮する必要が出てきています。
並ぶかもしれないから、とか。
座席が少ないから、とか。
すごく人気のお店だから、とか。
休憩のための場所のはずが、メインディッシュになってしまいました。
そもそも東京は、空き地や公園が、人口で見たときには圧倒的に足りないという現状であるにも関わらず、途中休憩の場所すら、座るために、目的地相当の覚悟を持って訪れる必要が出てきている状況です。
だから、最近思うんです。
家から出た瞬間、常に、椅子取りゲームをしてるんじゃないかって。
どこかに出かけるときに、家と目的地の間で、気楽な途中休憩ができないんです。
だから、なんだか息苦しさを感じるようになりました。
途中休憩の重要性
本来、僕らはもっと、寄り道や途中休憩すべきだと思います。
知らず知らずのうちに、椅子取りゲームである現状を、当たり前のように受け入れすぎたと思うんですよね。
ほんとうは、もっと気軽に休憩していいんです。
もっと、気軽に座っていいんです。
通勤通学、週末のお出かけ、全てにおいて、家と目的地の間にゆとりを持つことを忘れてしまっています。
もっと、途中休憩しましょう。
日本に戻ってきた僕の中に芽生えた、椅子取りゲームの息苦しさのお話しでした。
Podcast本編では、椅子取りゲームをやめる方法や対策について、いくつかの案を考えてみています。ぜひ、お聴きになってみてください!
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