童貞を捨てた時の話 2

料理を食べ酒を飲みながら会場を回る。
しばらく経ち、同じ部活の女子部の子と会う、あまりに変わらなく懐かしくて色々と喋っていた記憶がある。
その時面識のない子が会話に入ってきた。

自分の地域では同じ学校の学年単位で2次会が開かれる。そのため知らない顔もあった。

自分の好みストライクだった。ハッキリとした雰囲気、ボーイッシュな顔、ムチムチだけどちょうどいい、巨乳、何よりエロい。何かわからないがエロい。

平静を装い余裕のあるふりをする。

フラフラするのをやめてその子の落とそうとシフトする。いつのまにか下心満々になっていた。

事務局「当たった人にはディズニーペアチケットプレゼントです!」

自分「ディズニーだって、豪華だね」

女の子「私ディズニーそんなに…」

自分「彼氏と言ったら楽しいと思うよ?それに喜びそう」

女の子「彼氏いないし」

自然な流れ(だと思っていた)で彼氏がいないことを聞き出す。
もうロックオンである。

最後にクラスごとの写真を撮って解散の流れ。

「クラス会やるけど来る?」

「俺予定あるからいいや」

行ったら行ったで楽しめてたであろうクラス会だったが金玉が許さない。今日はもう抱く。そう決めていた、股間から汗が滴る。緊張か?

その女の子と変わらなく懐かしい気持ちになった子で地元の繁華街の居酒屋に入る。

中学生の頃の思い出話を中心に口説く。完璧だ

時間を潰すためにカラオケに連れ出す。

がここで誤算。

カラオケがどこもいっぱいなのだ、今思えばなんとでも言ってバーにでも行きまた飲み直せばよかったのだがしばらく歩く。

ここで二つ目の誤算、思わぬ久しぶりが起きてしまう。

ただの久しぶりなら適当にお喋りして終わりだったが違った。同じくカラオケを探していたのだ、一緒にカラオケを探すことになり、結局繁華街から離れたところのカラオケまでタクシーで向かう。


近くにそういう施設も無いため計画は頓挫。

自分の脱童貞計画は終わったと思われた。

帰り際にカラオケに行ったメンバーでLINEを交換する。

自分は転んでもタダでは起きない。

すぐさま次の約束を取り付ける。

住まいは大阪の方と聞いていたため片道3時間近くはかかるがそんなのは関係ない。もう止まれない。勝負に出る。

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