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昔の記憶
アウトプットする場が増えたことで、昔の記憶が浮かび上がってくる。そんな感覚が、最近増えてきました。
私のアウトプットは、noteやFacebookなどのSNS。そして、最近は、音声配信のDabelやイベントのおしゃべり会が加わったことで、さらに増えている感じです。
今まで、時々、頭の中に出てくる言葉はあっても、それを書き留めるまではしていないことが多くて、消えてしまう。そんなことが度々ありました。
アウトプットの量が増えたことで、頭の中に出てくる言葉を出す機会が格段に増えています。それだけではなく、昔の記憶が蘇ってくることも…。
良いのか悪いのかという感じですが、1つだけ悲しいできごとだったけど、それが私にとって、今の活動の源になっていることに気づいたことがあります。
それは、おそらく、私が生きてきた時間の中で、一番辛くて悲しくて、そして、無力な自分に気づかされたできごとです。
ちょど、息子を出産後、育児休業から復帰した年。
その年は、子育てをしながら仕事をするという初めての体験ばかりで、子供がいないときと同じように仕事をすることはできず、日々葛藤していた時期でした。
その年、一緒の部門にいた先輩が勤務中にこの世から旅立ちました。
職場復帰の時、一番心配してくださり、仕事も丁寧に指導してくださった先輩です。持病があったということもあり、健康には気をつけていらっしゃいました。
数分前まで話をしていたのに、お客さんの対応が終わったあとふりかえると、倒れている先輩が…。
電話中だったこともあり、周りの上司や先輩方が支え、その後のことはあまり覚えていません。
その数ヶ月後、私が新入社員のときに、一番お世話になった先輩が自ら命を経ち、この世から旅立ちました。
その先輩とは私が転勤で引越してからは、会うことはできなくて、それでも年賀状や電話でゆるくつながっていました。先輩と出会ったばかりのころの私は、初めての仕事に初めての一人暮らしで、不安な気持ちでいっぱい。そんな私をさりげなく気遣ってくださった、心優しい先輩でした。
先輩に何が起こってその道を選んだのかは、私には永遠にわかりません。でも、それほど、苦しいことや辛いことがあったんだと思っています。
あれから、15年以上経ちました。2人の先輩方が教えてくれたことは、その後もずっと心の中に残っています。
その先輩方から学んだことは、こちらの担当の割り振りでお客さんが困ることがないようにすること。たとえ、自分の担当ではなくても、うまく引き継げるようにできる限りの対応はすることです。
担当の間のスキマを埋めること。
今、私は、公務員という立場ではなくなりましたが、そのことだけは、どんな仕事をしていても、大切なことだと思っています。
ふりかえると、私が行っていることに共通する「孤独の解消」は、制度と制度のスキマからこぼれ落ちた人の受け皿を作ることで、解消できると考えています。
原点は、先輩方が教えてくれたことなんですよね。
そのことが、結果的に、私がやりたいことで、楽しんでやれることなんだと、15年以上だって気づくことができました。
たった2ヶ月の間にアウトプットが増えたことで、心の奥底の思いが浮き上がってくる。アウトプットって大事ですね。ほんとに。
一時期は、先輩方に対して、「私ができること何かあったんじゃないか?」と自分自身を責めていました。
その時を乗り越えて、今だからこそ、先輩方が教えてくれたことをようやくプラスにして、他の誰かに伝えようと思えたのかもしれません。
「やっと気づいたんだ。バカだな」って今ごろ笑っていそうですけど。
限りある時間、私ができることを楽しみながらやってみようと思います。そして、いつか先輩方に会ったら、笑って報告したいなぁ。
どんな形でもいいので、あなたが安心できる場所で想いを吐き出せる。そんな場所を持っていて欲しいと願っています。
もし、見つからないときは、おしゃべり会に参加してみてください。安心して少しでもスッキリできると思います。
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