難経(なんぎょう)第九難
すごく短いです。
まずは書き下しから。
九難に曰く、何を以って蔵府の病を別ち知るや。
然り。数は、府なり。遅は、蔵なり。数は則ち熱となし、遅は則ち寒となす。諸陽を熱となし、諸陰を寒となす。故に以って蔵府の病を別ち知る
なり。
数、というのは、数が多いこと、つまり早いこと。そのような早い脈の時は腑に病があって熱を帯びている。遅い時には臓に病があって寒を帯びている。
ここから臓腑どちらに病があるかを知るとともに、その性質がわかるので、ではどのように対処したらよいか、を導けるってわけですね。