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クワガタから学んだ、自分の命を使って誰かに喜びを与えるということ

今日はお外に出たら、
クワガタがお腹を上にして
ひっくり返っていた。

まだ生きていたので
ひっくり返してあげたら、

よたよたしながらも歩き始めた。

でも確実に弱り始めている、、

でも、こういう状況には
何度も遭遇したことがあるから、

力強く最期まで
応援しようと思って、
そのまま放っておいた。

でも気になって、
また夕方ごろに見に行った。

またお腹を上にして
足をバタバタしていた。

ううーー、、
またひっくり返してあげた。

そしたら
また一生懸命に
歩き出した。

また放っておいて、
しばらくして
クワガタを見に行った。

さっきよりも
弱くなっている。

もうあと少しで
お空の世界に飛び立つと
感じた私は、

何か自分にも出来ることは
ないかなと思って、

コンクリートの上ではなく、
草の上に乗せることにした。

きっと掴みやすいし、
少しなら歩きやすいと思って、
移動した。

数分見守っていたら、
一匹のアリが
クワガタの上に登ってきた。

あれ、、

そうして
次から次へと
アリが集まってきて、

クワガタの身体に
登って行ったんだ。

あああああ、、、

もう亡くなってしまうのを
アリたちが察知して、
みんな一斉に
集まってきたんだ。

私やっちゃったかな、、!

一度違うところに
移動しようかと
迷っていた時に、

ガイドさんから
「そのままで大丈夫よ」
と言われた。

だから私は、
ガイドさんを信じて、
心苦しくなりながらも
その場を後にした。

それでお家の中に入って、
またガイドさんに聞いてみた。


私:もう食べられちゃうよ?!いいの??

ガイドさん:これも自然のサイクルよ。

私:はああ、、、そうか、、、でもまだ生きていたよ!?

ガイドさん:私たちだって見殺しにしたくて、その子を移動しなかったんじゃない。その方が彼女のためだと感じたからこそ、そう伝えたのよ。

私:彼女のためって?

ガイドさん:だってあのコンクリートの上に放置していた場合、あの子はそのまま息絶えてしまっていた。

けれども、アリたちが集まってくれたおかげで、あの子は誰かを救ったという意味をもって、息絶えることができたと言ったら、それはすごい経験になったということになるのよ。

私:そういうこともあるの、、?

ガイドさん:あなただって、もし自分が亡くなるときに、誰かの助けになって亡くなることができたと思えたら、それはそれは幸せだと思うんじゃないかしら?

私:まあ、、そうだけど、、

ガイドさん:それと全く同じかと問われたら難しいところだけど、私たちも見殺しにするような、残酷なことをしようとは思っていないわ。

その経験がきっと彼女の人生の幕を閉じるのに、素敵な体験になると思ったから、そのままでいいってあなたに伝えたの。

私も彼女のことを見守っていたし、必ずそれを乗り越えて、また新たな素晴らしい旅へと続く、最期の瞬間になると感じた上で伝えたことなの。

だから、あなたもそっと見守って、「そばに来てくれてありがとう」って天国に送ってあげてちょーだい^^

私:わかった!そうね。そんな理由もあるのか。。

ガイドさん:そうよ。それでアリたちがまた大きくなって、食物連鎖が始まって、そして多くの生き物たちが助かる。そのサイクルこそがこの世界を創り上げているのよ!それに参加している私も含めて、彼女のような最期を望んでいる存在も多いと思うわ。

私:そういうものなのね、、

ガイドさん:ええ。そういう考え方をすることで、私たち全ての存在が意味をもって、この世界を生きられるの。

私:意味をもって?

ガイドさん:存在の価値と言ったら大きなことのように聞こえるけれど、誰かのために何かをしてあげられたという喜びを、彼女は体験したということなのよ。

私:誰かのために何かをしてあげられた、、

ガイドさん:そうよ。あなたも誰かのために自分の命を使って、喜びを与えられたらそれはものすごく幸せを感じるでしょう?

それと同じように、彼女の命をこの食物連鎖に解き放って、成長へと繋げた立派な体験であり、価値ある素晴らしいクリエーションに繋がっていったということになるの。

私:そっか、、それは彼女にとって、幸せだと感じたことだったの?

ガイドさん:ええ!ものすごく素敵な体験だったと言っているわ。だってアリたちが自分の身体を餌として、成長していっていると感じられたら、あのままコンクリートの上でただじっとして、死を待つのと、誰かに貢献をして立派なことをしたと感じられて、旅立つのとでは、どちらが素敵な最期かと問われたら、あなたも後者だと思うわよね。

私:うんうん、、じゃああのままでよかったのか、、

ガイドさん:ええ!その体験を彼女にあげたという事実が、またあなたと彼女の繋がりを深めたの。

私:深めたの?

ガイドさん:ええ、あなたも彼女のことが好きでたくさん起き上がらせていたじゃない(笑)

私:そうね(笑)

ガイドさん:それが彼女にもちゃんと伝わって、最期は幸せに亡くなっていったわ^^

私:そっか、、それならよかった、、!

ガイドさん:よかった以上の素晴らしい経験よ!!

私:そうね!(笑)

ガイドさん:みんなに食べられて亡くなることは、何も悲しいことでもなければ怒りを感じることでもないの。その行為をもって、自分は相手に貢献できたという体験を得たということになる。

そして、また新しい体験として自分の中にアップロードされて、新たな世界でまた異なる経験を積み重ね、そこからまた新しい物語として続いて行く。

その過程がどれだけ素晴らしいものか、あなたもいつの日かわかる時が来ると思うわ!


はあああ、、、


確かに食べられるということで、ほかの生き物に貢献できるわけだから、それが幸せだと感じることもあるのか、、


虫だけでなく、植物にも同じことが言えると感じていて、以前、料理する前の野菜に食べられるということについて聞いてみたところ、死は悲しいことではなく、私の身体の中で生き続けるから、それは嬉しくもあることだと言っていたことを思い出しました。


その時はまだ私には理解が難しくて、それ以上は聞いていなかったので、また後で「食べられる」ということについて聞いてみたいと思います。


自然のサイクル、、

また深いところに入り込んだ気が、、(-ω-)/

↑ 実際のクワガタちゃんです!
可愛いかった(●´ω`●)


最期まで懸命に
足を動かしている姿に、
心打たれました( ˘ω˘ )

たくさん学ばせてくれて
ありがとう^^

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