見出し画像

心理学科を卒業して、漢方薬局に就職した人のその後

以前作ったプロフィールから転載。気の向くままに生きてたら、珍しい経歴になりました。

法政大学文学部心理学科を卒業後、漢方薬局に就職

当時アルバイトをしていたドラッグストアで、誰もが「実はあまり詳しくないんだけどね…」と前置きする漢方薬という代物に興味を持ったことがきっかけで、漢方薬局(関東圏に20店舗くらいあるところ)に就職しました。

心理学専攻からの、薬局勤務。勢いで就職してしまったので脈絡がありませんが、結果的に心理学の授業で得た知識が、接客やマーケティング戦略を考える場面で非常に役立っています。また、心理学を学んだ後に東洋医学業界に入るという異色の経歴や、東洋医学業界に身を置きながら熱心に経営の勉強をしたことが、自分の特性に繋がっています。

​店舗業務と並行して、会社のSNS担当になる

漢方薬を勉強しながら、薬局業務に励んでいたある日、本社事務員から「今週はあなたの店舗がTwitter配信をする当番です」との連絡が。

交代制でTwitterをやってるなんて面白いなと思いつつ会社のアカウントにログインすると、そのアカウントは開始から半年以上経っているにもかかわらず、フォロワーが7人だけ。

当時、私がプライベートの発信に使っていた個人アカウントがフォロワー5000人で、まだまだ少ないと思っていたので、7人のフォロワーのために、店舗スタッフが時間を割いてツイート配信をしていることに疑問を感じ、運用担当者に意見を述べたところ、「では来週から管理をお願いします」と、一瞬で管理権限を委任されました(笑)後で聞いた話ですが、社内にTwitterのやり方がわかる人がいなくて困っていたそうです。

その後、半年で会社のTwitterアカウントのフォロワーを1万人に増やし、会社のセミナー集客に貢献できる媒体にしました。

通販サイト管理も任され試行錯誤

ある日、社長から呼び出され、通販サイトの管理者に任命されました。そして、その売上を半年で1.8倍にしたいと言われました。

Twitterは個人アカウントである程度やり方を知っていたので良かったですが、通販サイト管理は初めての経験。なんとかして売上を​上げようと、本を読み漁り、会費16万円のマーケティング講座を受講し、メンターを探し、思いつくことは全てやりました。

チラシも大量に配りました。店舗のチラシは店舗の近くに配る必要がありますが、通販サイトのチラシは、(商圏を絞らなければ)日本国内ならどこでも配ることができたので、休日に普段利用しない駅で降りでポスティング。友達と遊ぶときは、早めに現地へ向かってポスティング。年末年始、実家に帰ったらポスティング。常にカバンにチラシを入れ、事あるごとに配っていました。

他の要因もあったとは思いますが、結果的に通販サイトの目標売上は、3か月で達成。利益も徐々に増えるようになりました。

この時期にFacebookページで「漢方美人」を目指す女性のための情報サイトを立ち上げ、フォロワーを1000人に。これもセミナー集客や、店舗への来店者を増やすのに役立つ媒体となりました。

自分がマーケティングや経営に強い関心を持っていることに気が付いたのもこの時期です。

漢方薬と鍼灸の治療院の店長になる

漢方医の知人が開業した​治療院の店長として、オープン直後から店舗が軌道に乗るまでの時期を支えました。ここでは、店舗マネジメント・スタッフ教育・経営サポートの経験をさせてもらいました。

経営や接客については、独自に勉強をしながら、経営者に会いに行き教えてもらうことを繰り返しました。

新しく入社したスタッフに、自分がこれまでで得た心理学の知見や、経験に基づいた接客ノウハウをシェアしたところ、「こういうのが知りたかった!」と言ってもらえることが多く、需要があるのだと感じました。

現在は、パラレルキャリアを構築中

NPO法人の立ち上げ、保険屋さん、IT事業等、やっていることがどんどん変わるので、最新情報はTwitterに載せます。
一つのことを極める道もいいですが、複数のことを同時に進める生き方も面白いですよ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?