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Heart resQ 履歴書

おはようございます、こんにちは、こんばんは🍒

「Heart resQ」の尾上翼です。

児童養護施設で職員としても働いているので、今日は子どもが働いているラーメン屋に顔を出そうかと思ってこの記事を書いております。

今年は、2023年。Heart resQが立ち上がって3年です。

あっという間の3年でした。

今までどんな活動をしてきたか、この記事を見ればわかるようにしておきたいと思います。


1.2020年5月24日 「ひろしの会」設立

子ども虐待防止団体を立ち上げたのは、2020年5月24日。

児童養護施設や児童心理治療施設、ファミリーホームなどの児童福祉施設のアルバイトを通して、児童虐待について知り、コロナ禍で虐待が内在化する可能性が高いということで、何かできないかと思い児童虐待防止の活動を始めました。

なぜ「ひろしの会」なの?

当時、次に親になる世代である大学生を対象に活動していました。

次に親になる世代に虐待について学ぶ機会があれば児童虐待が将来的に減っていくのではないだろうかと考えた学生ならでは考えです。

しかし、大学生に「児童虐待」はあまりに関心のないワードでした。

「児童虐待」をより多くの学生に伝えるためには、まずは噛みつきやすいものがいると考えた結果団体の名前を「ひろしの会」にしようとなったのです。

ひろしといえば?

ひろしといえば皆さん誰を浮かべますか??

五木ひろしさん?、それとも身近にいるひろしさん??

ここで意味していたのは、「野原ひろし」やちびまる子ちゃんのお父さん「さくらひろし」のことを意味しています。

「野原ひろし」、「さくらひろし」どちらにも共通していることは皆さんなんでしょう??

正解は、どちらも暖かい家庭を持っていることです。

今暖かい家庭が当たり前でなくなっている。児童虐待は、年間に20万件以上を超える相談がされている。

これを機に児童虐待について一緒に考えませんか?

という話の流れに持っていくために「ひろしの会」という名前にしていました。

今思うと、すごく怪しいなとか思います。笑
#今となればいい思い出

2.次世代に親になる大学生を対象にオンラインイベントの開催

学生を対象にした虐待予防オンラインディスカッション

総勢100名を超える虐待をなくすためのオンラインディスカッションイベントの開催

「ひろしの会」時代のメインの活動といえばこちらです。

全国の学生に対してSNSで児童虐待について考えませんか?と募集し総勢100名以上の学生が参加してくれました。

当時は、学生団体を中心に集客し株式会社「Pando」と学生団体「ディスカッションサークルゼロ」と共同でイベント主催したこともあり大きなイベントとなりました。

学生同士で児童虐待がなぜ起きるかについてディスカッションした結果、子どもを育てにくい環境があること、ストレスの捌け口がどうしても子どもに出てしまうからではないかということでまとまりを見せていました。

学生同士で児童虐待について考える中で、素敵な出会いもあり、現在も繋がりを持って関わってくださる方もいて感謝しかないです。

本当にいつもありがとうございます。

3.子ども虐待防止策イベントの開催

ここで大きな一歩にでる。

子ども虐待防止策イベント

学生同士のディスカションを通して児童虐待を防止する上で学生にアプローチをしているだけではいけないことに気づき今も虐待に苦しんでいる子どもたちに支援をしたいと思い、活動の目的、方向性を転換させました。

俗にいう「ピポッド」です。

児童虐待をゼロにというスローガンは変わらないものの、子ども、その子供を持つ親がSOSを出せる環境を整えていきたい。そこを目的におき学生対象にしていたところから今虐待を受けている子ども対象に活動していくことにしました。

そこから一発目の対面のイベントが「子ども虐待防止策イベントin なら 2022」です。

奈良県の中部公民館で、奈良県の議員さんや子ども食堂の方、行政の方など総数30名の方に来てもらい、イベントを開催しました。

このイベントは、当時から一個の通過点として見ていて、ここから色々と動き始めることになります。

ちなみにこのイベントは、虐待を受けた当事者の話を聞きそれを元に行政の方、議員さん、虐待防止活動をしている市民それぞれの視点でディスカッションをしました。

オンラインでのディスカッション経験もあり、円滑に進んだことを今でも覚えています。

4.「ひろしの会」から「Heart resQ」への改名

改名の意図

子ども虐待防止策イベントの開催後、多数の自治体や議員さんとも繋がることが多くなりました。

そこで「ひろしの会」は流石に名前が怪しすぎるのではという声と、団体名を見た時に何をしているかパッとわからないということがありました。

また、「ひろしの会」という名前は、学生に「児童虐待」という話題を触れるための一歩でしかなかったので、学生から小学生の子どもや子どもを支える行政機関向けとしては、「ひろしの会」では行けませんでした。

ということで、現在にも至る「Heart resQ」という団体名になりました。

「Heart resQ」の意味

HeartをresQするという至って簡単な意味合いです。笑

子どもやその子どもを支える親にも手を差し伸べていける環境を作りたい。そんな思いでこの名前にしました。

最後の「Q」は、question という意味を込めていて、当たり前の日常に常にはてなをもって考えようと意味を込めています。

当たり前であることに人は、ん?と思うことが少ないと思います。
なんせ当たり前なんですから。笑

しかし、物事の根本を考えるときは、当たり前のことから掘っていかなければなりません。

だからこそ常に、question をもって「Heart resQ」で活動する、そんな意識で「Q」は大文字にしています。


そんなこんなで、現在に至ります。

子どもやその子どもを持つ家庭に対して支援できるように「Heart resQ」できるように日々活動していきたいと思っておりますので、何卒今後ともみなさまよろしくお願いします。

「Heart resQ」代表 尾上 翼