見出し画像

#1 人間観〜人間らしさとは〜


1 地球のどこにでもいる人間

 コロナウィルスの世界的なパンデミックを振り返ると、世界中どこにでも所狭しと存在していることが鮮明になりました。他の生物もそうかもしれませんが、人間は同種の生物としては、異例だと感じるほど、どこにでも同じように存在します。他の生物は、寒い場所には住めないもの、乾燥した所を好んで住むもの多様ですが、人間は、どこにいても同じような生き方をできると思うとやはり特殊なのかもしれません。知性の発達がそうさせているのでしょうか。環境に応じて、道具を作り出せる人間は、他の動物とは違うわけです。
では、人間に近い猿とはどのように違うのでしょうか。

2 人間らしさ

 猿とは比較して人間らしさとは何なのでしょう。書籍に以下のように例示されていました。
 ①人はスポーツを楽しめる。
 ②人は直立二足歩行
 ③人は毛が少ない
 ④ 人の手足は5本指
 ⑤人は表情が豊か
 ⑥人は手先が器用
 ⑦人は雑食
 ⑧人は食事を楽しむ
 ⑨人は未来を想像できる
 ⑩人は視線が明らか
など
わかりきっていることですが、改めてこのように例を挙げられるとなるほどと思ってしまいます。他にも例示されている内容がありますが、どれもこれも納得です。
私たち教育に関わるものとして、人間とはどんな生物なのか、他種とどう違うのかなど、バックグラウンドして知見があっても良いですね。

3 人は表情が豊か

 今日は、たくさんある人間らしさの中の「表情の豊かさ」。
これは、学校現場でとても大切にしたいことだと思います。最近は、子供達はタブレットやスマホなど、画面を見ている時間が長くなってしまい、人の表情を見ながらコミュニケーションをとるとうことが少なくなっているのだと思います。さらに、コロナ禍でマスクをした生活が長く、表情が見えない中での生活が数年続きました。人間らしさの一つである「表情の豊かさ」。表情から読み取れる相手の気持ち、心情ってたくさんありますよね。怒り、喜び、不安など。人と人のトラブルは、意思疎通にすれ違いが生じたり、気持ちを汲み取れなかったりすることで、生じるものも多いです。相手の顔をしっかり見て、表情を見ながらコミュニケーションをとる。人間らしく生きるために、子供達に表情の大切さについて語っていきたいと思います。

人間らしさ。人間にしかできないこと、ないことは意識して生活したいものです。
教育を考える前に、人間観を磨きたいと思う今宵でした。

この記事が参加している募集

#日々の大切な習慣

with ライオン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?