介護の魅力~第1章-2~

今回も特別養護老人ホームに勤めていた5年間のお話していきましょう!

規模

特別養護老人ホーム(介護保険:介護老人福祉施設)50人
ショートステイ(介護保険:短期入所生活介護)10人
の、事業所だったんよね。

開設当時から頑張ってたこと

入所者には毎日お風呂に入ってもらう!
排泄は、座れる人はみんなトイレで!
おむつは布!(短時間で交換!!)


って…今考えたら、めっちゃしんどいじゃん💦
当時は、良いことだからって一生懸命頑張ってたな~。
今でも、別に悪いことじゃないし、お風呂やトイレはいたって普通の考えなんよね。

介護の常識、世間の非常識

介護って、非常識なことがまかり通ってること結構あるんよ。
「入浴は2回~3回で十分でしょ」とか
「おむつ着けてるから安心」とか
「車いすだから仕方ないでしょ」とか
「認知症だから一人で外出できなくて普通でしょう」とか
ま~いろいろあるよ。
こんな非常識な考え方に至らなかったのは、特養のおかげ!(^^)!

そこで、お風呂毎日とか、座れる人はトイレって考え方なのね!

常識で仕事をする

新卒だったけど、介護の仕事がスムーズに入ってきたかな。
だって、世間の一般的な考えかたで、介護の仕事するんですから!

もしも・・・
「特養だから、お風呂は2回ね」って教育されたら納得できなかっただろうな~。

何の違いがあるの?

考え方や接し方の基準が変わるんよね。

例えば…(分かりやすいから極端な例で書きますね)
一週間に4回入浴しているご入居者がいたとします。

【介護現場の常識?通常思考?で声をかけると】
周りの人は週2回しか入れてないから多く入れてるね。
良かったですね。

【一般的な考え方で声をかけると】
毎日入りたいよね。4回しか準備できなくて…
ごめんなさいね。

違い、分かるかな~。

前者は、「明るくポジティブな返事」で終わりそうですね
後者は、「少し落ち着いた声でネガティブな返事」で終わりそうですね。

どっちがいい?

私の個人的な判断は、後者なんよね。
私が大切にしていることは、「気持ちに寄り添えているかどうか」です。

ご入居者はどう思い、どう感じているかを読み取りたい!

会話を楽しむときには、私が発した言葉を相手が聴いたときに相手がどう感じているか?を考えながら支援していました。
こんな感じです。

会話

多分、気分も害さずに話ができるんじゃないかな~。
介護だけじゃなくて、人を怒らせるの得意な人いない?
原因の一つはこれじゃないかな~って思います。

発した言葉は帰ってこない

言ったあとじゃどうにもならないんよね。
「はっ。しまった( ノД`)シクシク…」
なんて経験がある方は感情で話をしてることがあるんじゃないかな。
少し言いたいことを頭の中で咀嚼してから言葉にするってことを意識すると、少なくなると思うよ。

常識や普通、一般的って難しいね

介護の現場で楽しいのは、この普通を見出していくことなんです。
普通って、介護の現場ではノーマライゼーションに沢山出てくる言葉なんよね。

この普通は普通じゃない!(^^)!

一般常識や、社会通念といった考え方じゃなくて、端的に言えば、
「その方の普通」を一生懸命聴いて、健康的な生活スタイルと照し合わせて実現していくことって感じかな~。
だから、「考えられた普通」は「最高の支援」に繋がるってことね。

ほんと、初めがここで良かった~
いつも感謝。

あ、お風呂とトイレの後日談は?気になりますよね。
沢山の矛盾が見えてきたのでまた後で。
またまた長くなったのでここまでにします!(^^)!

長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
現職さん、これから介護のお仕事を考えている方々など、多くの方に介護ってこんな仕事なんですよって発信できるといいなって思っています。
宜しければ、💕とフォローよろしくです。

#サッキ ―のつぶやき

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