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『JIC日本語コミュニケーション認定講師』として、この気持ちを伝えていただくまでになるために、大切にしていること。


今週のレッスンで、ある、イスラム系女子の生徒さんから、突然

『That's why I love talking to you!』


と、言っていただきました。

私がとてもびっくりしたのは、彼女は普段

・物静かで
・リアクションがあまりなくて
・感情をあまり見せず
・淡々としていて
・この生徒さんの意思があまり伝わってこなかった

という数回のレッスンを実施し、私の中で、
「この生徒さんは、こういう特徴の方なんだ」
と思っていた矢先の、突然の

『That's why I love talking to you!』

だったのです。
しかも、とてもエキサイティングな様子で。

ざっとその時のレッスンの流れを説明すると、

  1. 「曜日」を教えていて

  2. 「月〜日まで、全部「ようび」は同じだから、その前だけ覚えたらいいよ」と、負担を軽くし、

  3. 1分時間を与えて、集中して覚えてもらって

  4. 1分後に暗記テストをして、全部正解で

  5. 次に、少し会話にして
    例)今日は何曜日ですか?
    例)昨日は何曜日ですか?
    例)明日は何曜日ですか?
    例)Aさんの日本語のレッスンは、何曜日と何曜日ですか?
    例)仕事はいつも何曜日ですか?
    例)●曜日は、何時から何時まで仕事をしますか?

と、Aさんが習ったばかりの項目を入れて、どんどん会話として繋げていきました。

っと、これだけ見ると
「あ〜、既習項目を会話に組み込んだんだな〜。」
と思われるかも知れませんが、実は「コミュニケーション = 意思疎通」としての隠し味が^^

・展開のスピードのコントロール
・モチベーションが上がるあいづち
・私の声の抑揚
・実力より1歩〜2歩先の難易度でリードし
・忘れても「忘れました」と言わせてしまう前に、思い出せるキーワードを
 少しだけ思い出させる質問を投げかけ

そして
「山を登り、頂上に向かうような」
空気感を出します。

そしてこのAさんの
『That's why I love talking to you!』

ですが、きっとAさん自身が

「山頂に辿り着いた!」
という感覚と同じだったのでは、と思います。

なぜそう思うのか、、、
それは、私が「山頂をイメージし、そこまでリードをした」からです。

Aさんより数歩だけ先を歩き、
山頂に辿り着くまで「道のないところに道を作っていった」
からです。

でもAさんはきっと
「一緒に登った!」
と思ってるかも知れません。

でも、そう思ってくれた方が嬉しいです。
そう思ってくれると
「達成感」を、更に感じてもらえるからです。

「先生のおかげです」
は、できるだけ減らしたい。
聞かなくて言いと思ってて、それより

「これは私が自力で達成したんだ!」
と、自己肯定に使って欲しい、と思っています。

この心くばりも、
『JIC日本語コミュニケーション講師』として、私がとてもとても大切にしていることです。

日本語教師のその先の資格だと思っています。
それは、私自身が日本語教師だった頃と意識が違うと自覚があるからです。

日本語教師として「日本語を上手に」をゴールとして教えていた時には見えなかった、「コミュニケーションの問題が引き起こす現実とご本人の苦悩」を見れば見るほど、

「これは、私が変わらなければ」
と思い、取り組んできました。

JIC日本語コミュニケーション認定講師資格
は、これまでの私の経験と世の中で解決してきた問題とその結果が私に与えてくれた確信です。

JICsという日本語コミュニケーション認定講師が活躍するプラットフォームは、加入のために「講座受講→試験→登録」というStepが存在します。

「手っ取り早い」と、正反対です。
「時間、手間暇、お金」がかかります。

でもそれは、理由があります。

プラットフォームに加入して下さった後に想像できる
「起こるべくして起こる問題」を最初から取り除くために、登録前に、技術と意識を統一します。

ですが、その代わり、、、

登録後の

・自由で
・自信も手にすることができて
・仲間もいて
・オープンな情報共有の場があって
・講師同士が「助け合うのが当たり前」

の居心地の良さは、
「みんな、こんな場所を求めていたのではないだろうか、、、」
と、あ、実は、私自身が

「こんな場所が欲しいな、、、」
と思っていた理想を叶えている、、、と言った方がいいかもしれません^^

ここからはまた次回に♪

そしてそして、明日はまた、新メンバーのご紹介を致します♪

JIC協会・JICS  Chihomi




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