見出し画像

『見えますか?』が、3日目には「はい、見えます」と、無意識レベルで言えるようになるためには。

先週の一コマ、です。

先週は、NさんとTさんが、毎日Officeに日本語を勉強しに来ました。

N5前半くらいの彼らに、どんなレッスンをしたか、と言うと、、、。


①「日本語とは」というレベルの、「基本の基」を入れつつ
②どんどん思いついた日本語(🔙私が)を浴びせる

という、この2つを意識しながら教えました。

これはいつもの私のパターンなのですが、なぜこういうやり方をしているのかと言うと、答えは一つで

『早く上手になる』ためです。

授業の中でできる精一杯を考えると、

・基本を論理的に入れて
・自然な言葉を浴びせる

を、常に意識しながら、そして、どんどんスピードをアップさせていきます。

そして、この生徒さん達。

1日目:
T:「あ、これ、見えますか〜?!」
S:「・・・?」
T:「見えますか、です。Can you see、です。」
S:「あ〜、はい。(._.) φ メモメモ」

2日目:
T:「これ、見えますか〜?!」
S:「見え、、、?」
T:「見えますか、です。これが 見・え・ま・す・か?」
S:「・・・あ〜、はい、はい、Can you see?」
T:「はい、そうです^^」

3日目:
T:「これ、見えま〜」
S:「はい、見えます。」

見事に「慣れる」の変化で、しかも3日目の「はい、見えます」は、私が「見えますか」の最後まで言わなくても、さらっと返事が来て、そして、彼らは何か他のことをメモしている最中で、私に意識を傾けてなかった時でした。

つまり、

・教師の発話に耳を傾けてない時に
・話しかけられて
・それを言葉を最後まで聞かなくても、日本語と意味を完全に把握できて
・自分が発している日本語が「自然」と確信する以前の「無意識レベル」で
・勝手に口から出た言葉


でした。

論理的に教える効果と
論理的に教えない効果と

この融合を、生徒を見ながらコントロールして出しています。

こんな小さな変化をどんどん散りばめたレッスンをこれからも続けていきたいと思います^^


🌼お知らせ🌼

JIC日本語教師養成講座、11月生の3名様を募集しています。

検定試験を終えて、
「でも、教える技術には、まだ自信がないな、、、」

という方に、
「早く上手に教えられるようになる」技術を手にしていただけるように、お一人お一人に合わせた講座内容、ペース、チャレンジを組み込んだカリキュラムで24回の講座を積み重ねていきます。

・初級の生徒さんに上手に教えらるようになりたい
・初級〜上級の生徒さんに上手に教えられるようになりたい
・生活に必要な日本語が教えられるようになりたい
・日本語教師として自立したい
・同じような、独立した日本語教師と繋がりたい

方、この24回の講座で、まずは「なりたい自分になる」ことを目指し、そこから繋がる結果=自立、を目指しませんか?

問い合わせしたいな、、、でも、大丈夫かな、、、まだ目標もそこまで定まっているわけじゃないし、、、という「なんとなく、、、」という方もぜ〜んぜん気にせず、まずは、「無料個別相談」をご利用いただくだけでもいいですよ^^

➡️『JIC日本語教師養成講座』

Chihomi@JIC日本語教師養成講座講師




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?