しあわせ

『幸せって何だろうって聞かれた なんて答えればいい』
『幸せって何だろうって考えた そんな難しくない』

『幸せについて本気出して考えてみたら いつでも同じところに行き着くのさ』

『幸せとは星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく大切な人に降りかかった雨に傘をさせることだ』

「幸せ」が歌詞に入っていて直ぐに思いつく好きな曲たち。共通して誰か大切な人のことを連想させるものが多い。答えは1つではないだろうし、そもそも答えなどないとは思うが何となくで共通認識をしている『幸せ』という表現。

人それぞれのタイミングで経験するライフイベントの中で「幸せになります」と宣言されるものがある。誰が見ても新しい前向きな生活のスタートという認識がある、あれは分かりやすい。

小学校の卒業アルバムでクラス毎のページが用意されていた。書く内容は好きなキャラクターや学校での思い出に残った行事など、よくありそうなラインナップだ。そして将来の夢という、これもよくありそうなテーマの中で自分が書いていたのは「幸せな家庭」。


それを書いてから約10年が経っている、今の現状でいえば申し訳ないが叶いそうにない。リアルに想像すればするほど現実味がなくなる。あの頃の純粋な願望が薄れてしまった。もちろん更に10年経てばまた変化があると思う、が、あくまで現状の話である。友人は「そう言ってる人ほど早いんだよ」と。そういうものなのだろうか。


今でこそ「多様性を認める」という、やけに聞こえのいい社会になりつつある(そう信じたい)が長い年月で構築された一般論は強い。

それに抗う覚悟もしくは新しい生活へ踏み出すための勇気が欲しい。


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