だれとく?

最近では多くの漫画が実写化されて毎度のように賛否両論が集まる。ドラマや映画の質ではなく「実写化」というところだけに注目すれば否の方が目立つだろうか。そういった情報に敏感になるのは原作ファンであるため当たり前だろう。
どう頑張っても原作には適わないのは分かりきっているがせめて実写化ならではの表現を活かしてほしい。そうでなければなぜ批判も多いことを承知でわざわざ実行するのか。
アニメ化よりも前に実写化するのは違う界隈に席を奪われた気がして悔しい。かといってアニメ化の後に実写化して無理矢理寄せようとするのも空回りな気がする。しかしテレビドラマのほとんどは恋愛漫画を原作としたものである。オリジナル作品の方が少なく珍しいということに気づいた。
自分は、ここで挙げたジャンルの中ではアニメをよく見ている。それでも趣味として見始めるようになったのは3年ほど前からで割と最近である。アニメにハマるまでは実写化が批判される理由が分からず「嫌なら見なければいい」「作品が有名になるから喜ばしいことだ」などと思っていた。実際そういった問題ではなく自分の好きな作品が世間で違った形となって広まってしまうモヤモヤがあるのだと感じるようになった。キャラクター名を口に出せば俳優の名前と結び付けられてしまうのだ。
好きな俳優が好きなキャラクターを演じることが望ましいがそうも上手くはいかない。今、自分が好きだと思う漫画やアニメは実写化してほしくないとシンプルに考えてしまう。

キャラクターたちは私たちの手の届かないところで確かに生きているのだから。

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