人を傷つけないお笑い

優しい人なんだろうなと思った。

誰かを敵に回すような笑いが嫌いなわけではない。
ただここまで穏やかなのに、これほど面白くさせる技量に凄さを感じた。

昨年のM-1グランプリのトップバッターを飾った漫才は素人目から見ても、つかみからオチまで無駄がなくきれいでとても面白かった。

なによりボケもツッコミも落ち着いて言葉を紡ぐ様や心地の良い声が淡々と話すのは聞いていて気持ち良かった。真面目に話しているのに違和感が生まれて面白いという構図が好きということに気づいた。強い口調で2人が言い合う漫才ももちろん好きだが、この芸人の初めて見たネタはその点で新鮮味があって面白かった。

落ち着き払っているツッコミ担当が主張が強すぎずそれでいて的確に欲しい言葉を差し込んでくる感覚があった。これが何回でも見たくなる要素の1つだと思った。

ボケ担当に関しては元々自分が好きな芸人が可愛がっている後輩らしくYouTubeで名前があがっていた。そこで紹介されていたフリップネタのセンスがとても好みでこれを機にさらにハマっていった。
最近は番組の探偵業()でも笑いを届けてくれる。

ロケでも大喜利でも漫才でもコントでも輝くその人の活躍をいつか絶対生で見たいと思っている。

それが叶うまでは画面の前でできる限り応援することにした。

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