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人たらしの会話術11 このフェーズに従えば会話なんて簡単だ


前回の記事

全体像

こんにちは
ハートコネクトまーさです
この記事は「人たらしの会話術」と銘打った連作である

コミュ障で陰キャで人との会話がもうどうにもならないくらいイヤ!
って人が読んでほしい

このシリーズの全体像はこうだ
0 自己分析
1 メンタルを整える
2 相手をよく見る、話をよく聞く
3 相手に好奇心を持って質問する
4 +αのテクニックを身につける

今回の記事は4 +αのテクニックを身につけるにあたり
これを読むと

・会話の流れ(フェーズ)がわかる
・会話を盛り上げるためのテクニックがわかる

以下、本編

前振り

会話を盛り上げるためのテクニックとは
相手の感情をいかに引き出すかにある

あらゆるテクニックは
感情を動かすためにあると言っていいぐらいだ

○○な質問をするといいですよ
とか
さまざまあるけれど
結局はそのテクニックを通して
相手のどういう感情を引き出すのか
それがわかっていないと意味がない

本質をわかってこそのテクニックである

ここを念頭に読んでいってほしい

Phase1 お互いのアンカーをみつける

すなわち会話のきっかけをみつけるということだ
お互いの共通事項を整理することが
会話の始まりになる

以前の記事の中で述べていることだが
会話の成立にはお互いの共通事項が必要不可欠になる

コミュ障陰キャは
お互いの共通事項がないまま
あるいは共通事項があると勘違いしたまま
会話をしてしまう

だから優しさで気を遣ったつもりでも
相手にとってはただのお節介になることが多い

あの人って空気読めないよね
って思われるやつである

そうならないためにも
まずはお互いの身近な現実から
お互いの共通点(アンカー)を見つける作業から始める

身近な現実というのは
お互いの近くにあるおもしろいものとか
興味を引くようなものでいい

例えばお洒落な飲食店に行ったとき
なんかよくわからないけどお洒落そうな照明があったとしよう

この照明はお互い認識している共通事項だ
これをアンカーとして会話を始めればいい

A「あの照明、形がおもしろいよね」
B「あーほんとだ」
A「なんかクリオネみたいな形してない?」
B「なにそれw」

といったふうである
このようにお互いが共有している空間だったり
時事的ニュースだったりを
会話のスタートにおくのだ

コミュ障なんかは
とにかく相手のことを知ろうとしたり
自分のことを語ろうとしたりするが
それは後でやることだ

まずは私とあなたの共通事項で会話を始める
そこから徐々に自分の感情を出しつつ
相手の感情を引き出していく

この流れをしっかり押さえれば
どのような話題でも繰り返し続けることができる

また、重要なこととして
アンカーの対象にするのは
自分の感情を引き出しやすいものにすべきだ

感情が出ればなんでもいいが
今日は天気がいいですね
といったありふれたものにするのはダメだ

特別な事情がない限りは
天気がいいだけでは感情を深堀りできない

そのあとの会話の展開に苦労することになる

アンカーが引っかからない相手には

ちなみに
アンカーとなる話題を振ったにも関わらず
相手の反応が悪いときがある

「あっそ」
とかいう冷たい反応だ

そもそもこういう状態の人と会話しようと思うのは無謀だ
錨を下ろしてもどこの岩にもかからないなら
船が安全に停泊できるはずもない
だからアンカーのかからない相手と話したところで
あなたは傷つくだけである
やめておこう

……とはいえ
その相手があなたにとって気になっている人だったら?

私自身、教員をやっていると
無反応の人間と会話せざるを得ない状況が多々ある

そんなときは
好奇心をフル活用しながら
アンカーを何度も打ち込む

のれんに腕押しだろうがなんだろうが
相手の反応が変わるまで
アンカーとなる話題を振り続ける

慣れてくると
2,3回話題を振ればひっかけられるようになる

それは相手の見るべきポイントが
経験値でわかるようになるからだ

カバンについているキーホルダーや
その人の髪型や
アンカーとなりうるポイントはいくらでもある

とにかく
会話の共通事項をみつけていくために相手を観察するのが第一だ

アンカーとなるポイントをみつけられないまま
自分の最近あったこととかを語り出したら最悪だ

正真正銘空気の読めないやつ認定されるだろう

アンカーさえみつかれば
会話はPhase2に移行できる

Phase2 アンカーに対して自己開示する

自己開示という技は
さまざまな会話のノウハウで語られるものだ

それだけ効果のあるものだし
言葉くらいは聞いたことのある人も多いと思う

ただ
これも本質をわかっていないと
ただの自分語りの激しいやつ認定されてしまう

自己開示の本質は
相手から情報を引き出すことにある

好奇心のことを書いた記事でもまとめたように
自分が欲しい情報についてまず自己開示することで
相手からその情報を引き出しやすくなる

よく映画とかのセリフにあるだろう
人の名前を聞くなら、まず名乗るのが先だ
というやつだ

その情報がほしいなら
まず自分がそれに関する情報を示すべきなのだ

そして会話の本質も踏まえたとき
自己開示で引き出すべき情報というのは
感情にあたる

相手の感情をどれだけ引っ張り出せるかが
会話の善し悪しを決めると言っていい

良い映画もドラマも
あなたの感情を揺り動かすものだ

それと同じように会話でも
相手の感情を揺り動かすことができれば成功だ
(映画のように感情を動かしたら疲れるから誇張表現だと思ってほしい)

前置きが長くなったが
Phase1でアンカーをみつけたら
それに基づいて自分の感情を自己開示していこう

Phase1で出したクリオネの照明の流れで例を示すとこうだ

A「あの照明、形がおもしろいよね」
B「あーほんとだ」
A「なんかクリオネみたいな形してない?」
B「なにそれw」
(↑相手の反応も十分にあればアンカーが成立したとみてよい。
この場合、クリオネという例えがしっかり通じていることがわかる)

A「そういえば、クリオネってかわいいけど、食べるときのシーンみたら怖くてさ」
B「えーそうなの?」
A「そうそう、食べるとき頭がさ……」

このように自分の感情を先に示す
こうすることでPhase3で相手の感情を問うときに
答えを引き出しやすくなる

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