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UXデザイナーに聞いてみた!リモートの働き方と課題の話

  緊急事態宣言下、多くの会社や人が気づいたことがあります。それは、「あれ、なんか意外と……仕事できるじゃん……」。

 5月下旬に緊急事態宣言は解除されましたが、これからもリモートワークで行く!と決めた企業も比較的多く、リモートワークと個人の付き合い方はこれからもまだまだ考えていかなくてはなりません。

 特に、デザイナー、エンジニアなどの技術職の場合はリモートでどのような変化が現れたのか、非技術職の人たちにはわかりにくいもの。本日は、株式会社ニジボックスでUXデザイナーとして働く江頭さんにお話を聞いてきました。


リモートワークの感想は、”結構いける”

――本日は宜しくお願い致します! ニジボックスさんでのリモートワークの取り組みと、やってみた感想についてぜひ教えてください!

「ニジボックスではリモートワークを選択できるようになっていましたね。
実際にやってみると、”あ、結構みんなできるじゃん”という感じです。UXデザイナーの仕事はリサーチ業務や契約処理など、一人で作業する時間も多いので、以前より集中して取り組めるようになったと感じています」

――なるほど……。逆に、今見えている課題点とかってなんでしょう?

「そうですね、個人の能力の差が出やすいのかなと。もちろんUXデザイナーとしての技術力もそうなのですが、コミュニケーション能力・文章力・読解力など、人それぞれ能力の差があるじゃないですか。私自身とても痛感していますが、その辺が顕著に現れてきているんじゃないかと」

――それは人事として私も感じていました! やっぱりUXデザイナーさんでもそうなんですね。

「はい。UXデザイナーの仕事の役割って、関係各所と連携しながら自分がまとめた調査資料をプロデューサーに送ったり、クライアントとコミュニケーションをとることも内包されるんですよ。自分のコミュニケーションレベルと相手が求めるコミュニケーションを考えないと、うまく進まなくなるな、という印象です」

技術職こそ求められる「コミュニケーション能力」

――むしろ技術職の方こそ、いままであまり気にしてこなかった対人スキルみたいなのが求められるようになるのかもしれませんね。では、リモートになってよかったことってありますか?

「ちょっとした相談事項もテキスト化!この習慣は良いなと思いますね。みんながちゃんとテキストで残すので、要件が上がってきやすくて助かります。技術職と非技術職が話す時に、”詳細は口頭で”ってありがちじゃないですか」

――わかる! 非技術職の私からすると、文字で説明するより口頭で、会議室とかで絵を描きながら説明した方が早くない?って思っちゃいます。

「ですよね(笑) でもそれが結構ロスだったんだなーと気づきました。本当にちょっとした相談であれば、Slackで即レスしますし、これはちょっとではないな……と思えば、即MTGを設定しています。私の職業柄か、後者になることが多いので、事前にテキストで共有してくれた方が円滑に進むんですよね」

――抜け漏れもなくなりそうですしね。ではでは、リモートがうまく行くように工夫していることってありますか?

「これまでとは違い、リモートだとお互いの稼働状態がちょっと分かりにくいんですよね。なので、Slackで分報(*社内コミュニケーションツールSlack内の個人のオープンチャンネル)を作りました。そこで逐一、「休憩しまーす」とか、「開始しまーす」とか報告しあっています。社内専用のSNSみたいになって、すごくやりやすいですよ」

――私も分報使ったことあります! なんか楽しいですよね。結構好きです!

リモートワークの環境と自分を整えて良い仕事を

――コミュニケーションの工夫をしていかないと、結構病んじゃうひともいるみたいですが、江頭さんはいかがですか?

「それが全然大丈夫で(笑) 通勤時間がなくなるだけでこんなに気持ちが楽なのかと。往復2時間かかっていた満員電車の時間が削れただけで、めちゃくちゃ身体と心に余裕が出ます。アイディアも出やすい気がしますね!」

――それは最高ですね。自宅の作業環境とかって整えましたか?

「それはやりました。ディスプレイを準備して、今はもう会社に居るのと同じような状態で働けてます。椅子だけケチっちゃったのは後悔してますが(笑)
 やっぱりすごくいいんですよ、リモート。家の中で自分の健康に気を使えます。宅配の食材を頼んでみたり、自炊してみたり、そういうことができるようになりましたね。あとは趣味がダンスなんですけど、それもオンラインです。全然楽しいです!」

――オンラインダンスも確かに楽しそうですね! 最後に、リモートをやってみて感じた”これができたらもっとやりやすいだろうな”ということがあったらぜひ教えてください。

「特に技術職のメンバーがリモートを続けて行くためには、やっぱり社会人の基礎力が大事になるな、と思いました。説明する力、問題を放置しない力。みんなでリモートワークをうまくいかせるためには、思いやりあるコミュニケーションと信頼が必要不可欠ではないかと思います!」

――本日はありがとうございました!

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