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さっとんの「感覚」

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「感じること」「思うこと」「だよね」と日常的な感覚を語った記事。個人の見解であり、日々の積み重ねで内容に変動することをご了承ください。
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2021年3月の記事一覧

良いセラピストって何だろう?

今回は自分の経験も踏まえて、良いセラピスト(理学療法士やら、作業療法士、言語聴覚士やら、柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師などやその他も含めて)って何だろうな?と考えていることを書きます。 もちろん、答えは1つではありませんし、求めているクライアントの要望によって、違いが大きく出る事があります。 そのため、1つに全く限定できません。 しかし、私が勤めた2つの病院や、維持期リハビリとしての経験、さまざまな人からのお話を踏まえて、今思うことを書いてみようと思うのです。 みち

理学療法士のキャリアアップは現状5つしかない

理学療法士を有する資格者が急増している。 今年も2月末に理学療法士国家試験が行われたため、ウキウキしながら今後の社会人生活に思いを馳せる学生さんが多い事だろう。私もその一人だった。 筆者も10年以上前、リハビリの仕事に携われることに心を時めかせながら、早くその日が来ないかとワクワクしていた事を覚えている。 働き始めると、様々な理学療法士が存在し、5、6年もすると業務に慣れてくるため、今後どのように仕事したらいいのか?と、不明瞭な不安感に包まれて行き詰まってしまうセラピス

介護の始まりは川端康成の「雪国」書き出しと似ている

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。地面が白くなった。 「雪国」川端康成著 この書き出しを思い出すと、介護が始まるご家族の気持ちに似てるな。って思う事があります。 学生の時にどなたでも聞いたことのあるような非常に有名な書き出しで、川端康成はノーベル文学賞を受賞しました。 私がこの作品と出会ったのは中学生の時、有名だからという理由だけでその本を手に取って読みました。 内容としては大人の恋愛事情や登場人物の心情が登場人物の「言葉」として表される事が多い作品で、正直、