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想像と想像と想像 #34

「根性」

人間生きてるとここぞという時に、根性を出して乗り切らなきゃいけない場面がある。
中高生なら部活、テスト勉強、受験、初めての失恋などなど、
今思い返せば、とても有意義な「我慢の時間帯」であったように思う。

では、大学生になった僕の根性の出しどころはどこだろうか?
さすがに21歳の半分を折り返した僕なら、非常に有意義な根性を出していることだろう。

まず、人間関係の根性!と言いたいところであるが、この場面で根性を出すことはほとんどない。
クラスがないこともあるが、人間関係の取捨選択が容易になっているからである。
部活系も、誰にも怒られないことから非常に自堕落にやらせてもらっているため、ストレスフリーである。

かといって、この3年間一切根性を出す場面がなかったわけでもない。
根性が必要な場面とは、日常生活の中で不意にやってくるものなのである。

まず、飲み会での根性。
1軒目、2軒目と飲み進めていくと、次第に体内のアルコール濃度が限界に近づいてくる。
そこで、場を少し離れた隙に顔を引っ叩いたり鏡と睨めっこするなどして、平静を保てるように努力するのである。
これがなかなか厄介なもので、酔っていると認識してしまった時点で1人でにフラフラし始めてしまう。
この衝動を抑える時にこそ、根性を使うのである。
しかし、次の一杯への衝動を抑えきれず、根性を出して耐えていたことすら忘れてしまう場面も多々見受けられる。

次に、夕方バイトに出勤する際の根性。
基本的に僕は18時からシフトに入っているため、このくそ寒い時期に家から出ることが非常に不快なのである。
家から出ることに成功したと思ったのも束の間、駅から家路に向かっていく人々とすれ違うことで、これから働くのだということを認識しやすくなってしまう。
そうなってしまうともう帰りたい欲がだばだばになってしまい、駅に向かう足を止めないようにすることに毎回根性を出している。

最後に、昼夜逆転生活を治すための根性。
早めにベッドに入ってスマホをいじらないようにすればいいだけなのであるが、僕にはそれは不可能である。
そこで僕は、「強制昼夜逆転返し」という素人には真似できない大技を用いる。
技名からもわかるように、一回徹夜してそのまま22時頃まで起き続けるという荒技である。
この技は、根性以外の何者でもない。
昼寝という誘惑に日中勝ち続けなければいけないのである。
かつ、19時ごろの早めの時間に寝てしまうと、次の日の起床が早すぎてしまい、これまた困ったことになる。
夜ご飯を食べ終えた、20-22の時間帯のラストスパートが重要なのである。

ちなみに、僕は今その真っ只中である。
日中は眠くならないように何ヶ月ぶりかの運動をし、午後は人といるようにした。
帰宅後、ハラハラ系の映画を見ていたのであるが、後半気づくとスマホを持つ手が震えていたため、腕立て伏せに切り替えた。
20:36現在、テレビを眺めてしまうと確実に寝落ちする自信があったことから、久しぶりにnoteを書くことにしたのだ。

これで40分稼ぐことができた。
僕のど根性もあと少しで報われるのだ。

次回!
「note投稿後すぐ寝ちゃって超朝方人間に!」

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