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【動画】医療機器の保険収載の基礎(実践編)


医療機器の開発を「事業」とするために

日本の医療機関は保険医療を主たる収入源としているため、
「医療機器が保険収載されているのか」
が重要な購入判断基準となっています。
例えば、CTやMRIなど数億円する医療機器であっても、医療機関側が購入意欲が高い状況にあるのは、その機器の機能の高さや、診療の品質向上への寄与度もありますが、経済的にみてもメリットがあるからです。
例えば

1回使用すれば、保険診療点数で○○円の売上となる。
だから、年間N回使えば、X年間で費用が回収できる。
これを上回って使用出来れば、医療経営にプラスとなる

という考え方です。
手術器具のように、1回だけ使用する機器であっても、保険点数と購入価格を比較して、損にならない製品であれば購入決定もスムーズとなります。

一方で、医療機器を事業として行う企業の場合、やはり気になるのは
「開発に掛かった投資費用を回収できるだけの収益を得られるのか」
という点だと思います。
上記のように購入者である医療機関側の購入までの判断フローを考えると、使用する都度に診療報酬点数がつくように保険収載させられるかどうかは、当該開発プロジェクトの正否を決める一大イベントと言えます。
また、その診療報酬点数の多寡によって、医療機関への販売件数や医療機器販売価格なども大きく変わってきますので、
「今作っている製品は、いったいいくらぐらいの点数がつくのか」
ということを開発開始前から意識しておく必要があります。

これらのことから、医療機器開発の事業計画を立てる際には、
・保険収載の可否決定に至るまでの判断スキーム
・診療報酬点数の設定までのロジック
など、保険収載に関する知識を獲得しておくことが必要と考えています。

本セミナーの概要

本セミナーは、2023年9月にご好評をいただきました「医療機器の保険収載の基礎」の後編となっています。
今回も、薬事コンサルタントの河原敦氏をお招きし、前編のお話をベースとして、医療機器開発分野をとりまく最新の動向や実社会での活用方法についてお話頂きました。
(※:冒頭部分で前編部分の振り返りを行って頂いておりますので、今回の動画だけをご覧頂いても、十分に学びを得られる内容となっております。)

本セミナーは3時間を超える長編となっており、6本の動画に分けてアップロードしております。
事務局としては、全編ご覧いただきたいのですが、少し時間がかかりますので、皆様の事業状況やお悩みに併せて、必要なChapterから適宜ご覧ください。

動画概要(Chapter別)

Chapter1:前編の振り返り(保険診療価格の設定ロジックの基本)
Chapter2:診療報酬改定の枠組み(価格改定など応用事例等)
Chapter3:保険適用希望等の戦略的要件①

(保険適用区分・薬事評価と保険評価の関係性・申請に関する事例など)
Chapter4:保険適用希望等の戦略的要件②
(保険適用希望の出し方やスケジュール例・類似機能機器との関係性など)
Chapter5:保険適用希望等の戦略的要件③
(医療技術・外保連私案・経済性説明・評価しにくい製品事例など)
Chapter6:保険適用希望等の戦略的要件④
(プログラム医療機器・診療報酬改定の影響・DPC制度との関連性など)

全体公開部分:Chapter1

HTH中四国会員限定:Chapter2~6

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