ANIMALぼくたちと動物のこと
結論から言います。
みなさん是非見てください。
感動とか心が揺さぶられるとかそんなんじゃないですが、今の自分の生きるスタンスを改めて考えさせられます。
僕は冷凍スムージーを作る会社を興して、その為に九州のこだわりのある生産者の方々とお会いして周りました。
身体にも地球にも良い野菜や果物はオーガニックや有機栽培、自然栽培。
だから、そういう意識のある生産者の方の知識を学び、色んな情報を集めて自分の糧にして製品にしたり伝えてきたりしていましたが、何かがかけていたことにようやく気付きました。
自然て野菜や果物みたいな植物だけじゃなかったです。
それらを育てる大地や土地。
その植物を食べる動物。
食べた物の残りカスやフンを分解し、土に還す微生物や虫。
食べられてフンによってまた別の場所で繁殖する植物。
多種多様な命を育む森や海。
人間もその自然のシステムの中にいる動物。
ぜーーんぶが絶妙に合わさってようやく自然なんです。この絶妙な重なり具合。最高です。
それなのに人間だけが自然から離れ、自然や生態系を破壊し、成長することにだけに目を奪われてしまいました。
いくらオーガニックを謳っても浸透しない訳ですよ。
そこだけオーガニックにしたところで、全体の一部なんですもん。
良いのは頭では分かってるけどね。
なんかね。
って感じですよ。
それやったところでなんか良くなるの?って疑問符ついちゃいますもん。
この映画の出発点もそんな感じです。
一枚の葉を見て森を見ず的な。
てかGDPって経済成長の指標らしいですが、何をもっての成長かって分かってないらしいです。
経済的成長をすることで得たものも多いかもしれませんが、今はその急激な成長によって破滅しているという不都合な事実。
GDP1位のアメリカ、カリフォルニア州はあんなに輝いてカッコよくて1番憧れている街だけど経済格差から治安は悪くなり、人工的に作られた自然は壊れはじめ毎年のように山火事や海面上昇によって多くの街が住めなくなっているそう。山火事の映像はショッキング。
逆にニュージーランドでは女性指導者によって
「経済成長」から「国民の幸福度」に政策をシフトする事を明言し、子どもの教育や自然との共存に国全体が注目するようになったそう。
(僕の高校生の時の修学旅行先がNZだった。次は子ども連れて行ってみたいと思えた)
またコスタリカは元々国土の9割が森だったらしいですが経済成長を目指したことによって森を切り開き農地や牧草地にした結果20%にまで減少。
それを1980年以降環境保全に力を注ぎ、現在は8割にまで回復し、地球の全生態の5%がコスタリカに生息しているそう。また、その取り戻しつつある自然を観光資源とし、国の経済も以前の水準を保てるほど安定しているそう。
長くなりましたが、つまり僕的には
今住んでいる環境を見つめ、これ以上便利で物に溢れた世界を自分は望んでいるか?
を考えてみると良いのではないかと。思った訳です。
僕は子どももいますし、大切な家族もいます。
家族は熊本の田舎に自然とたくさんの親戚や子どもに囲まれてのんびり生活をしています。
熊本に帰ると東京とは打って変わって、夜は真っ暗になるし、ウシガエルの鳴き声はうるさいし、虫は沢山いて刺されまくるけれど足りない物は何もないように感じます。
自分の身の回りで何が必要で何が必要でないか。
今一度考えてみる良き機会になると思います。
また子どもと一緒に観に行こ
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