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shigoto

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医療従事者(特にリハビリ)の方々にとって有益な情報をすることを目指していきます。医療ついてのジャンルは問いません。
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記事一覧

仕事に対するモチベーション

私からのちょこっとメモ。笑) 仕事に対するモチベーションは大切。 食うため、生きるだめだけに仕事するのであれば仕事は絶対に楽しくなくって、モチベーションも上がらないです。 「仕事にモチベーションなんかいらない」と言う方もいるかもしれませんし、 「仕事が全てではない」という方もいるかもしれません。 しがしながら私は仕事をすること、そして職場で人と関わりながら働くということは人生を豊にしてくれるものだと思っています。 人は仕事をして、そして人関わっていく中で己の存在を

「幸せな職場とは何か」、考えてみた

今回の記事はYouTubeチャンネル「リハビリ・ラボ」でも音声のみで配信中です! さて、皆さんにお聞きしたいのですが、 「今、働いている職場は幸せな職場」と胸をはって言えますか? 仕事に対する考え方が大きく変化する中で、仕事のあり方や職場に対する帰属意識なども変わってきました。終身雇用でなくなったり、年功序列で給料があがっていた時代などとっくの昔ですよね。笑)ここ最近で働き方は本当に変わりました。 加えて2020年から加速化したリモートワーク。良いですよねー。リモート

男性の育休取得率がほぼ100%の職場

がんリハでいつもお世話になっている本

大学病院で理学療法士として勤務しているものです。主にがんの患者さんを担当することが多いのですが、いつもお世話になっている本があります。 Amebaブログでも過去に紹介したことがある本ですが、『がん治療薬まるわかりBOOK』という本は本当に役にたっています。 がんの治療薬って種類がめちゃくちゃ多くて覚えられないですよね? 覚えにくい名前ばかりで、頭の中がこんがらがってしまうなんてことはないですか? そんな人にこの本はおすすめです。 この本はKCのポケットに入る大きさの

医療者はGo toできないんだよ!

今、世の中いわゆる「Go to」で盛り上がっていますね。 食事、旅行・・・ いいなー・・・ 楽しそうだなー・・・ 「安くで泊まれるので思い切って良いホテルに宿泊します」ってか・・・あー・・・羨ましい これが医療者の本音です。 医療者の多くはほとんどのことを我慢しています。 医療者がGo toできない理由その1 自分がコロナに感染すれば何百人という患者さんと、医療者に感染させてしまう恐れがあります。いわゆる院内クラスターというやつです。 自分が感染し、患者さん

「やることリスト」より「やったことリスト」

皆さんは、リストを作成する時、「これからやること」または「これからやりたいこと」のリストを作成することが多いのではないですか? それもありです。 でも、「やったことリスト」を作成してみませんか?夢の実現のためには「やったことのリスト」の作成の方が良かったりもします。 「やったことリスト」を勧める理由 やったことリストは何をするのかと言うと、これは文字通り「やったこと」をリストとして書きためていくことを言います。 これは何故やるのか? それは自分がこれまでに何をやっ

洗面所で激怒の患者さん/怒って当然

リハビリを行うために患者さんのお部屋に行ったら、病室の洗面所の椅子で座っていました。 とても苛立った様子の患者さん。 私が「どうしたのですか?」と聞くと 患者さんは「どうしてトイレにはナースコールがあって洗面所にはないのよ!」と激怒。 私も「・・・?」と最初びっくりしてしまいましたが、この患者さんが怒っている原因はすぐに分かりました。 実はこの患者さん1人では歩けない患者さんで、看護師の見守りが必要な方だったのです。 そのため、行きは看護師さんと洗面所に来ていたの

もっとゆっくり問診する時間が欲しい

医療従事者の方なら分かってくれるはず・・・。 と信じています。 今の医療現場というのは時間がなさすぎます。 私は大学病院で働いていますが、本当に毎日が目まぐるしくすぎていきます。 手術、検査、検温、入浴、食事、リハ、また食事・・・バタバタバタ・・・患者さんも医療者もゆっくりする暇なんて1秒たりともありません。 そんな中で患者さんが自分の体や今後の人生についてじっくりと考える余裕なんてありません。 また医療者も患者さんとそれについて語る時間なんて本当にないのです。

「仕事の先送り」で脳が疲れる!やるなら速攻やれ!

さて、皆さん日々の疲れ・・・溜まっていませんか。 そう言う私もかなり疲れが溜まっている時がありました。特に仕事についてのことなど。 やってもやっても仕事が増えていき「あれをやらないといけない」「これをやらないといけない」としている内にどんどん仕事が増えていきあっと言う間に「やらなきゃいけない仕事」が山積みなんてことも・・・。 疲れの原因はこの「やらなきゃいけない仕事」という意識が頭の片隅にあり続けることのようです。 どういうことなのでしょうか。詳しく知りたい方は下記の

「医療従事者の当たり前は一般の方の当たり前ではない」から始めたブログ

なぜ、日本の教育には健康に関しての教育がこんなにもないのだろうか。 これは私がいつも医療現場で感じることです。 糖尿病をはじめとした生活習慣病となった方、またその生活習慣病による影響から脳卒中、心疾患を発症した方、非常に多くの方々が病院に入院されてきます。 その方々のほとんどが食事や運動、生活習慣がどのような形で病気に影響するか全く知らないのです。 思い返すと学校などでは全く病気のこと、自分の健康のことなど教わったことはないし、もちろん親からもしっかりと教わったことは

File.00/医療者の悩みを解決する心理・行動経済学

大学病院で勤務する理学療法士です。 さて皆さんに聞いてみたいのですが、 私たちはいつも正しい行動ができているでしょうか? 「わかっているつもりでも」「体に悪いと知っていながらも」気づけばその行動をとってしまっていることはないでしょうか。 そして医療者である人に聞きたいのですが、 目の前の患者さんはいつも正しい行動ができているでしょうか? 説明したはずなのに、薬の飲み忘れがなくならない、治療に対しての理解が不十分、自ら健康行動を起こそうとしない。いわゆるアドヒアラン

僕ら医療者は神じゃない

僕ら医療者は神じゃない。 でも僕ら医療者は患者の人生にあらゆる可能性の光をみせられる神になりたい。 時々、患者さんたちから「お前らはプロだろ、何とかしろ」と言われることがある。 僕ら医療者は神じゃない。 医療だって100%じゃない。 同じ医療を提供したって、人によって痛みの感じ方は違うし、副作用の出方だって異なる。 1人1人に合わせた医療を提供するしかない。 そして中には治らない人だって必ずいる。 でもここで大事なことは「患者自身が治そう」「たとえ治らなかったと

医療・介護現場でリモートワークは可能か?医療の未来を考える

はじめに(本記事は別ブログでも紹介中) COVID-19の感染拡大により多くの企業が導入をせざるを得ないことになり自宅で仕事をする「リモートワーク」に注目が集まっています。 働き方改革などで元から注目はされていましたが、今一つ導入が進まない状況が続いていました。しかしながら今回の一件で多くの方がこのリモートワークを直に体験することになったのではないかと思います。 ただし、医療・介護現場ではどうでしょうか。医療・介護現場ではリモートワークは現在のところ難しい状況にあります