新しく(音楽瞑想)

みなさま、こんにちは

今朝の「音楽の絵本(77)」(音楽瞑想会)ありがとうございました。
今回は「新しく」というエッセイを演奏とともにお送りいたしました。

アーカイブは以下でご覧いただけます。
https://youtu.be/qpcHyArhAWc

KABUTO 音楽の絵本

Story-77 新しく

「目を閉じます。今朝は「新しく」をテーマにお送りします。以前にお話しましたが、ぼくは今、オンラインでマンツーマンの作詞の講師もしています。受講される方は、若い人から年配の方までいらっしゃいます。ある年配の方は演歌の毎回1作品提出されます。それを一緒に見ながら表現や構成などについてアドバイスをしていきます。

その中で、おりにふれて話すことがあります。
「ご自身の作品を世に出したいと思っていらっしゃる、それでしたら、何かを「新しく」することです。」と。
「演歌というジャンルは昔から多くのヒット曲があり、受け継がれてきました。それを模倣してつくるのはもちろん良いのですが、何か新しさを加えてみてください。それは今流行っているJ-popを聴いて今風を取り入れるということではありません。あなたならではの表現、構成を編み出すこと、それが作詞家としてのあなたの魅力となり、またあなた自身の光る個性にもなります。」とお話しています。

「きっと自分にしか見えていない景色の色合いや、ふと垣間見えた人の表情をフレーズにしてみても良いです。また行間を埋めるような、人が言葉にできなかった思いをフレーズにできると「そうなのよ、その気持ち本当にわかる!」と共感を呼ぶことができ、それらが作品を「新しく」していきます。」

このことは、どんなことにも当てはまります。
今、ご自身が取り組んでいらっしゃること、これからやってみたいと思っていることに、工夫を加えることで「新しく」なります。

ひととき、ご自身が取り組んでいらっしゃること、これからやってみたいことにどんな新しさを加えられるか、思い巡らせてみたいと思います。
趣味、お仕事、ご家庭、健康のこと、またご自身のこと、何か1つ思い浮かべてみてください。何か小さいことでもみつかったら、そこから始まる世界をぐんと広げていってみてください。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

気に入ったシャツを買ったり、靴を買ったりして、それを初めて身につけるとき、どんな気持ちになるでしょうか。
きっと、嬉しくなったり、ワクワクします。新しいシャツと靴で、これまでに行ったことのない場所に行ってみたい、遠くを旅したい、のような新たな思いに満たされるかもしれません。それはシャツと靴があなたを「新しく」してくれたとも言えます。

仕事をしていらっしゃる方は、ご自身が扱う商品があります。
商品はそのままで、「新しく」する方法があります。それは「ストーリー」です。

たとえば旅行のパンフレットをいくつか取り寄せて、どの会社のプランで行こうかなと考えていて、これはあくまでも例ですが、そのうちの1つのパンフレットにこんな紹介があったらどうでしょう。

「こちらを旅するAの名所には、あと30分ほど歩くと、おそらく現地の人にしか知られていないパワースポットがあります。私はこの旅行プランを企画するとき、現地に赴きここに行きました。静かな場所で、美しい大自然の中、心が洗われるような気持ちになり、未来に希望が持てるよう思えました。この旅行プランはこのパワースポットを入れて企画しました。」(企画 ○○○○)

そこを体験した本人の名前も載っています。もし3社の旅行パンフレットから選ぼうと迷っていて、このストーリーに魅了されたら、このプランを選ぶ可能性は高くなります。
ストーリーが商品を「新しく」します。「付加価値」とも言いますが、旅行という商品に魅力ができ、個性が生まれます。

自分が何かを「新しく」することで、自分の魅力、個性が発掘できる。その「新しさ」は誰かの心に響き、誰かの幸せをつくり出すかもしれない。
そして今度は、誰かが何かを「新しく」したことが自分の心に届き、その誰かが新しくした魅力、個性が、新たな自分に出会わせてくれる。

「新しく」することで新たな共感が生まれ、響き合い、すべてがひとつという思いに満たされる、そんな思いでひとときを過ごしたいと思います。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「たとえば、今日、キッチンの配置を変えてみようかなと思う。何か一工夫、新しくしてみたいという思いが喜びをつくり出します」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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