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【カンボ·セレモニー】④ 最終日

ささやかな抵抗

最終日、三日目の朝、前日の頭痛のせいなのか、またよく眠れなかったからなのか、身体がぐったりしていたうえ、セレモニーの前に少し仕事をしなくてはならなかったこともあり、正直なところあまり行きたくない気分でした。

なんでわざわざ毒を自分に盛るのか。
なんでわざわざ気持ち悪くなることをするのか。

なんでこんなことしてるのかな、という思いがムクムクと湧いてきて挫けそうな気持ちと、ここで中途半端にやめたらダメなんじゃないかという気持ちの間で葛藤しながらも、ささやかなやる気を奮い立たせて行ってきました。

自分の中に起きている抵抗に気づくと、躍起になってそれと戦おうとするばかりではなく、その抵抗感の周りに少しだけスペースが生まれるように思います。そこにスペースが生まれると、抵抗感を違う角度から見る余裕が出てくる。違う角度から見ることができると、それに対する異なる対応の仕方が見えてくる。

私は、内側にあるこの「スペース」を感じることをとても大切にしています。
いつも感じられるわけではないけれど。

チャクラポイント + 内分泌のポイント

最終日はすべてのチャクラポイントと耳の内分泌のポイント、計8箇所にカンボを受けました。

初日が3箇所、二日目が5箇所、最終日が8箇所と着々と数が増えていますが、おそらく他の二人と比べると私の反応が弱いというか、嘔吐が少ないということもあって、もう少し行ける、もう少しがんばれ!という感じだったのかもしれません。

出てきたもの

8箇所の効果か、この日はより早くそして強く反応が出てきました。心拍の速さ、熱さ、気持ち悪さ。

途中でもう一度ハペをオファーされたのでハペを受けると、より強く吐き出したい感覚が湧いてきて、この日はより激し目の嘔吐。一度落ち着いてからお手洗いに立つと、お手洗いでまた吐き気が強まったのでトイレで嘔吐。最終的に胆汁的な黄色い何かを吐き出すに至りました。「ああ、これか」という感じで、いわゆるカンボ的な体験だったのかなと思います。

その後はもうぐったりで、他の二人がおやつを食べている間も少し横になっていました。私が順番的に最後なので、他の二人がすでに充分休んで復活していた、というタイミングだったこともありますが。しばらく横になってから普通に一緒におやつをいただくくらいには復活したので、この短い時間の間に身体に起きていることを思うと、私たちの身体は本当に働き者だし、常に良い方向へと向かおうと一生懸命なんだなぁとつくづく感じます。

三日間を経て

三日間を経て、体験自体はとても興味深くて、心身ともにすっきりした感じもあり、「浄化」の効果についても「なるほど」と思える部分がありました。

もう一度カンボを受けたいか、というと、正直なところ、すぐに受けたいという欲求は全くありません。もしかしたらしかるべきタイミングでもう一度受けたいと思うものなのかもしれません。

アヤワスカのセレモニーの前に受ける、という話もありますが、私としては体力も使うしあまりそそられない印象があります。アヤワスカの前は食事や生活の調整と直前の断食をしておいて、後は体力を温存した方が十分な体験ができるような気がしますが、体力をつければいいじゃないかという話かもしれませんが。

カンボについてはひとまずここまで。貴重な体験でした。

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