座っている時間が長い方は要注意!
アメリカでは「Sitting Kills You」と報道されています。
座っている時間が長く体を動かさないでいると、さまざまな罹患リスクを高めるといわれています。
ですから、適度に体を動かすことは大切です。
私もデスクワークの時間が長くなる時は、30分に1回くらいは立ち上がってオフィス内を少し歩くようにしています。
日本の成人の場合は、1日で平均約7時間座っている言われていて、これは世界一の長さというデータもありますから。
オーストラリアの研究機関によると
1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人では死亡リスクが15%増、11時間以上だと40%増という話もあります。
米ハーバード大学医学部の研究では
「動かずに座っている時間が長いと、心臓病6%、糖尿病7%、乳がん10%、大腸がん10%、それぞれ罹患リスクが上昇する」
と指摘されています。
長時間座っていること控えると、早期死亡率の9%を縮小でき、長時間座っている人が10~25%ほど歩く機会を増やせば、毎年50万~130万人ほどの人が死亡リスクを回避できる可能性があるとも述べています。
体を動かすようにできている脳を有するのが人間。
そもそも、脳をはじめとする中枢神経は「体を移動させる」ためのものであるということも言われています。
その為、座り続けていると『記憶力低下や注意力散漫』といった事が発生し始め、日中に体をある程度動かさないとか『交感神経と副交感神経の交代がうまく行われない』
結果、自律神経が乱れて夜にしっかり休めない、『睡眠負債が溜まる』ということになります。
しっかり休めないと身体の疲労回復が捗らず、疲れやストレスがたまりやすくなるというわけです。
座りっぱなしは「ストレスの天敵」とも言えますね。
人間は立っているだけで1時間に50キロカロリーほど消費します。
健康のためにも、仕事の効率化という意味でも、立っている時間を増やすことはとても良さそうです。
近年、グーグルやフェイスブックなどの企業がスタンディングデスクを導入しているそうです。
テキサスA&M大学のメータらが行った実験(2015年)では、34人の高校生に24週間にわたってスタンディングデスクを使ってもらったところ、脳の実行機能とワーキングメモリーに改善が見られたそうです。
適度に体を動かす習慣を身に付けること。
生活の中で座りっぱなしの時間が多い人は、特に意識したほうがよさそうです。
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